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ミステリ好き、筆者の小幡リアン@nazekiniと申します。
私はドラマで知ることとなりました「新参者」
ようやく原作本を拝読いたしましたので、感想を書きます。
よろしくお願い致します。
ドラマ「新参者」とは
ドラマ「新参者」とは、2010年4月にTBS系列「日曜劇場」枠で放送開始されたドラマ作品↓
東野圭吾の同名小説『新参者』を原作としたミステリー作品。
主人公加賀恭一郎を演じられたのは阿部寛↓
画像引用元阿部寛のホームページより
加賀恭一郎シリーズとして映画化された作品もあります。
阿部寛、日曜劇場最初の主演ドラマでした。
阿部寛は2022年1月スタート予定の日曜劇場「DCU」でまたまた主演とのこと、阿部寛好きなので、そちらも楽しみです。
ドラマ「新参者」のあらすじはこちら↓
音楽は菅野祐悟
この曲、私も好きですがいろいろなところでBGMとしても使われていますよね。
メインテーマは山下達郎「街物語」
ドラマ「新参者」感想
先述しましたが、私はトリック以来の阿部寛ファンなので、阿部寛主演というだけで観始めたのですが、ミステリーであるにもかかわらず心が和む不思議なドラマだと思いました。
毎回豪華俳優陣がご出演で、例えば第1話は、香川照之、市原悦子、第2話は夏川結衣に寺島進、他に、倍賞美津子、原田芳雄などのビッグネームが続々ご登場されるのも楽しみの一つでした。さすが日曜劇場です。
放送当時毎回楽しみ拝見、夢中になっていたはずなのに、再放送をみたら、はて?犯人はだれだったっけ?というていたらくでしたがね。
小説『新参者』とは
ドラマ「新参者」の原作となった、東野圭吾作品『新参者』は2004年、講談社から発行されている『小説現代』に掲載されて以降、5年にわたって9つの短編が発表され、2009年に単行本化↓
画像引用元https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000185541
ドラマ「新参者」が2010年放送なので、単行本化されてすぐに映像化されたようですね。
小説『新参者』あらすじは━
日本橋小伝馬町で一人暮らしの40代の女性が絞殺された。日本橋署に着任したばかりの加賀恭一郎は、自身にとって未知の土地の日本橋を歩き、事件や被害者と何らかの接点を持った家族や店を訪れる。加賀は事件に残されたいくつかの謎の解明のため、その謎に関わった当事者達の様々な想いを一つずつ解きほぐしていき、そしてそれらの解決を通じ絞殺事件そのものの真相にたどり着いていく。
小説『新参者』感想
小説『新参者』を読んでまず思ったのは、ドラマのイメージと変わらないな、ということ。
ドラマ「新参者」の脚本家さん牧野圭祐、真野勝成のお二人が原作がかなりお好きなのではないかなと感じましたが、そんなことはどこにも書いていないので本当のところはわかりません、ちーん。
そしてとても読みやすかった。
実はこのところ飛ばし読みしてしまうことが多かったのですが(作家の皆さま、ごめんなさい)、さすがの東野圭吾、スルスルと読み進めることが出来ました。
うーん、ベストセラー作家。
ドラマならではの演出部分はもちろん原作にはありませんでしたが、
(例えば、加賀恭一郎の決め台詞や、同じ部署にいる従兄弟の存在、たい焼き屋の行列に並ぶがいつも買えないこと等)
ほとんどドラマで観ていたままのイメージ、犯人も同じでしたので安心して?読了いたしました。
最近のミステリーは、原作とドラマで犯人が違うこともあったりなかったり(どっちやねん✋)
そんな裏話が描かれているのが中山七里の『作家刑事毒島』↓ここまで書いていいの?と思いながらも笑いをこらえて拝読(コメディではなくミステリーです)。
こんなに読みやすいなら、もっと早くに読めばよかった。
ドラマを拝見した時にも思いましたが、主軸となる事件の犯人にたどり着くまでに、一見何の関係もないような”人の事情”の謎解きをしていくのがとても面白い作品です。
そして、一見何の繋がりもないような出来事のひとつひとつが、ちゃんと真犯人へたどり着く道しるべの役目を果たしている━スマートだなと思いました。
また、ラストのスッキリ感がなんといえない。
加賀さん、あんた一体何者なんだ?みたいなことを言われて
「(略)この街ではただの新参者です」
という加賀恭一郎で言葉で迎えたラストを読んだ時には、うまい!座布団2枚!と叫びたくなりました。
これを機に、他の東野圭吾作品も読んでみようと思っております。
今頃?と言う勿れ、私、なにしろ東野圭吾ファンの中では新参者ですから。
おあとがよろしいようで。
※以上全て敬称略
最後までお読み戴き
ありがとうございます。
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