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【連続殺人鬼カエル男】ドラマと小説の比較と若干ネタバレ気味な【ドラマ感想】と【読書感想】

【2021年1月7日公開2023年9月加筆修正】

当ブログご覧戴き有難う存じます

ミステリー好き、#猫目宝石 です。

 

昨年「このミス大賞ドラマシリーズ」という番組に気づき、キニなっていた「連続殺人鬼カエル男」が放送されたので観ました。

 

その後、原作本を読了、ドラマと小説の感想を書きます。

よろしくお願い致します。

ドラマ「連続殺人鬼カエル男」とは

 

ドラマ「連続殺人鬼カエル男」とは、「このミス大賞ドラマシリーズ」第4弾として放送された作品。

 

「このミス大賞ドラマシリーズ」とは宝島社『このミステリーがすごい!』大賞関連作品5タイトルをドラマシリーズのことで、2023年現在はU-NEXTで配信中だそうです。

 

原作は、中山七里の同タイトルの作品『連続殺人鬼カエル男』

連続殺人鬼カエル男 (宝島社文庫)

 

第8回『このミステリーがすごい!』大賞の最終選考に『さよならドビュッシー』とともにダブルエントリーされたそうです。

さよならドビュッシー

 

『さよならドビュッシー』は早々に映像化されているので、ご存知の方も多いと思います。

 

ドラマ「連続殺人鬼カエル男」あらすじとキャスト

 

「新人」呼ばわりされている古手川刑事がベテラン刑事渡瀬と駆け付けた事件現場は荒れ果てた高層マンションの廊下。そこにはシートにくるまれた死体が蓑虫のように吊るされて揺れていました。

次に、廃車工場で潰された車のトランクから死体が発見されます。

両方の事件に共通する犯行声明文と思われるメモから、マスコミは犯人を「カエル男」と呼び、連続事件として騒ぎ始めます。

やがて、捜査線上に当真勝雄という人物が浮かびます。当真は幼女監禁殺害犯でありながら、カナー症候群のため、不起訴、措置入院という過去を持ち、現在は保護司でありピアノ講師である有動さゆりのピアノによる治療を受けていました。

穏やかに暮らしている当真に好感すら抱きつつあった古手川刑事でしたが、第3の被害者となったのが有動さゆりの息子、真人と知り━

 

古手川役を、西武ライオンズの工藤投手(情報が古過ぎ)のご令息、工藤亜須加が演じておられます。

 

対するバディ、渡瀬役には鶴見辰吾

金八先生鶴見辰吾を知った私ですが、年を取ればとるほど好い感じになった俳優さんだと思っておりまして、今では好きな俳優さんのお一人、ご出演はうれしい限り♪

 

このドラマがよかったので、続編もこの配役で作ってくださるといいなあなどと思っています。

 

他に、犯罪心理学の権威、御前崎宗孝役に嶋田久作当真勝雄役にはまえだまえだ前田航基、当真の保護司、有動さゆり役に野波麻帆がご出演。

www.instagram.com

 

 

ドラマ「連続殺人鬼カエル男」の感想

 

ドラマ「連続殺人鬼カエル男」の感想は、まず野波麻帆怪演が好かった。

 

しぐさや態度はきれいで優しいピアノの先生なんですが、出てきた瞬間に目がヤバい。

 

『連続殺人鬼カエル男』どんでん返しで有名ではありますが、ドラマ視聴当時には原作本未読の私。

 

到底犯人は知る由もなかったのですけれども、やはりドラマ作品となると、ある程度俳優さんで犯人が推測できるという事がままあります。

 

が、わかった上でも最後まで興味を持って拝見することが出来ました。

 

先に書きました通り、ドラマを観たあとに原作本を読みましたが、ドラマを作った方々は原作本の大ファンなのだろうなと思いました。

 

それで調べてみたら、脚本は2005年の大河ドラマ「義経」を担当されたまなべゆきこ、監督は熊澤直人

 

お二方とも、原作本、または原作者のファンという情報はありませんでしたwが、ファンなんじゃあないかと思えるくらい、原作を読んでイメージが損なわれることが少しもありませんでした。

 

ドラマ「連続殺人鬼カエル男」U-NEXTで全話配信中だそうです↓

video.unext.jp


【U-NEXT独占配信中】連続殺人鬼カエル男

 

 

小説『連続殺人鬼カエル男』とドラマの比較感想

 

私にとっての初中山七里作品。 

連続殺人鬼カエル男 (宝島社文庫)

 

これが文庫本だからなのか、どうにも初めの頃は読みづらく、同じ行を何度も見てしまったり(笑)

 

老眼のせいもあるとは思いますが、なかなか没頭できないというのが、最初に持った印象。

 

作者の狙いのひとつ(”自分でクリアすべき条件を設定”巻末解説より)は、”一気読みさせる”ことで、多くの読者は一気に読んだと思うのですが、私はドラマがほとんど原作に忠実に作られたとわかると、一気に飛ばし読みに入りました💦

 

 

先程、ドラマはほとんど原作に忠実に作られたと書きましたが、ドラマでは残酷な場面原作よりかなりさらっとふわっと仕上げてあります。

 

原作は読者をイヤな気持ちにさせたいのか、酷いシーンの描写がまあ、えげつない、そして長い。

 

なので、途中で

「もういい」

となって、飛ばし読みをしてしまったという次第💦

 

原作者さんのお気持ちを考えると、渾身の表現だったと思うのにホント申し訳ないです←何様目線?

 

ドラマとの違い(逆かw)がもう一点。

 

刑事”古手川”が負った手の傷の原因となる”過去の事件”が少し違っていました。

大筋は似ていますが、これは小説の方がよりインパクトあり。

 

そして、これが恐らく大、どんでん返しの一端を担っていると思われるミスリードを誘う手法。

 

二転三転のどんでん返しと、このミスリード、さらに最後の一行で、叙述トリックものと言えなくもない作品で、この点からするとラストシーンは原作の方がはるかに鮮やか。

 

でも無理もない、映像化はかなり頑張った、と思いました←またまた何様?

 

この作品で一番興味深かったのは、私自身かねてから引っかかっていた"刑法第39条"に焦点を当てている点。

まあ、そこがキモなんですけれどもw

 

ですので、エンターテインメント性を持ちつつも、深いテーマに斬りこんでいる、という読み応えたっぷりの作品です、飛ばし読みしましたが💦

 

続編で『連続殺人鬼カエル男ふたたび』という作品が出ていて、こちらも読もうと手元に置いてあるのですが、読む前からオチがわかってしまい、ミステリ擦れしている自分にガッカリだよ。

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※以上全て敬称略 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございます🍀 

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