【2021年1月7日公開2021年4月追記】
当ブログにお運び戴き、誠にありがとうございます✨
ミステリ好き、「ナゼキニ」ブログ筆者の猫目宝石@nazekiniと申します。
昨年、「このミス大賞ドラマシリーズ」という番組に気づき、キニなっていた「連続殺人鬼カエル男」が放送されたので観ました。
その後、原作本を読了、ドラマと小説の感想を書きます。
よろしくお願い致します。
- 【追記2】最終回は5月5日放送予定
- 【追記】4/7から東海テレビで再放送
- 『このミス』大賞ドラマシリーズとは
- 「連続殺人鬼カエル男」とは
- ドラマ「連続殺人鬼カエル男」の感想
- 小説『連続殺人鬼カエル男』の感想
【追記2】最終回は5月5日放送予定
ドラマ「連続殺人鬼カエル男」第7話、第8話は2021年5月5日2:57(5月4日の深夜)より、東海テレビで放送予定です。
第8話は最終回ですので、お見逃しなく📺
【追記】4/7から東海テレビで再放送
ドラマ「連続殺人帰カエル男」2021年4月7日1:57(4月6日の深夜)より、東海テレビにて2話連続で再放送されるようです。
ローカル情報ですが💦
『このミス』大賞ドラマシリーズとは
『このミス』大賞ドラマシリーズとは、宝島社が2002年に設けた新人賞『このミステリーがすごい!大賞』受賞作品を、その名の通りドラマ化したもののシリーズ↓
2020年の時点で第5弾までが制作されており、「連続殺人鬼カエル男」はその第4弾の作品。
「連続殺人鬼カエル男」とは
「連続殺人鬼カエル男」とは、第8回『このミステリーがすごい!』大賞の最終選考に『さよならドビュッシー』とともにダブルエントリーされた中山七里の作品『連続殺人鬼カエル男』を原作としたドラマ作品。
『さよならドビュッシー』は早々に映像化されているので、ご存知の方も多いと思います。
さて「連続殺人鬼カエル男」
タイトル通り、連続して起こる事件にせまるのは二人の刑事、”新人”の”古手川”とベテラン”渡瀬”。
「新人」呼ばわりされている古手川が渡瀬と駆け付けた事件現場は荒れ果てた高層マンションの廊下。そこにシートにくるまれた死体が吊るされていたのです。次に、廃車工場で潰された車のトランクから死体が発見され、両方の事件に共通する、犯行声明文と思われる稚拙な文字で書かれたメモから、マスコミは犯人を「カエル男」と呼び、連続事件として騒ぎ始めます。そして第3、第4の事件が起きてしまい━
古手川役を、西武ライオンズの工藤投手(情報が古過ぎ)のご令息、工藤亜須加が演じておられます。
対するバディ、渡瀬役には鶴見辰吾
金八先生で鶴見辰吾を知った私ですが、年を取ればとるほど好い感じになった俳優さんだと思っておりまして、今では好きな俳優さんのお一人、ご出演はうれしい限り♪
このドラマがよかったので、続編もこの配役で作ってくださるといいなあなどと思っています。
ドラマ「連続殺人鬼カエル男」の感想
ドラマ「連続殺人鬼カエル男」の感想は、まず実行犯役の俳優さんが好かった。
お名前挙げたいのですが、それは完全にネタバレなので〜くー、言いたい。
もう、出てきた瞬間に”ヤバい人”なんですが、私自身がどうも”ヤバい人”の演技をされる俳優さんに惹かれる傾向があるようで(笑)
それにつきましてはこちらの記事で少し↓
『連続殺人鬼カエル男』はどんでん返しで有名で、ドラマ拝見当時に原作本未読の私には犯人は到底知る由もなかったのですけれども、やはりドラマ作品となると、ある程度俳優さんで犯人が推測できるという事がままあります。
が、わかった上でも最後まで興味を持って拝見することが出来ました。
先に書きました通り、ドラマを観たあとに原作本を読みましたが、ドラマを作った方々は原作本の大ファンなのだろうなと思いました。
それで調べてみたら、脚本は2005年の大河ドラマ「義経」を担当されたまなべゆきこ、監督は熊澤直人。
お二方とも、原作本、または原作者のファンという情報はありませんでしたwが、ファンなんじゃあないかと思えるくらい、原作を読んで
「ちがうやないかい」
とイメージが損なわれることが、少しもありませんでした。
上記のサイトにもありますが、ドラマ「連続殺人鬼カエル男」はU-NEXTで全話配信中だそうです↓
小説『連続殺人鬼カエル男』の感想
私にとっての初中山七里作品。
これが文庫本だからなのか、どうにも初めの頃は読みづらく、同じ行を何度も見てしまったり(笑)
老眼のせいもあるとは思いますが、なかなか没頭できないというのが、最初に持った印象。
作者の狙いのひとつ(”自分でクリアすべき条件を設定”巻末解説より)は、”一気読みさせる”ことで、多くの読者は一気に読んだと思うのですが、私はドラマがほとんど原作に忠実に作られたとわかると、一気に飛ばし読みに入りました💦
先程、ドラマはほとんど原作に忠実に作られたと書きましたが、ドラマでは残酷な場面は原作よりかなりさらっとふわっと仕上げてあります。
原作は、読者をイヤな気持ちにさせたいのか、酷いシーンの描写がまあ、えげつない、そして長い。
なので、途中で
「もういい」
となって、飛ばし読みをしてしまったという次第💦
原作者さんのお気持ちを考えると、渾身の表現だったと思うのにホント申し訳ないです←何様目線?
ドラマとの違い(逆かw)がもう一点。
刑事”古手川”が負った手の傷の原因となる”過去の事件”が少し違っていました。
大筋は似ていますが、これは小説の方がよりインパクトあり。
そして、これが恐らく大、どんでん返しの一端を担っていると思われる”ミスリード”を誘う手法。
二転三転のどんでん返しと、このミスリード、さらに最後の一行で、叙述トリックものと言えなくもない作品で、この点からするとラストシーンは原作の方がはるかに鮮やか。
でも無理もない、映像化はかなり頑張った、と思いました←またまた何様?
この作品で一番興味深かったのは、私自身かねてから引っかかっていた"刑法第39条"に焦点を当てている点。
まあ、そこがキモなんですけれどもw
ですので、エンターテインメント性を持ちつつも、深いテーマに斬りこんでいる、という読み応えたっぷりの作品です、飛ばし読みしましたが💦
続編で『連続殺人鬼カエル男ふたたび』という作品が出ていて、こちらも読もうと手元に置いてあるのですが、読む前からオチがわかってしまい、ミステリ擦れしている自分にガッカリだよ。
※以上全て敬称略
最後までお読みいただき、
ありがとうございます🍀
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