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筆者、猫目宝石@nazekiniがナゼかキニなるヒト、モノ、コトについてのブログ「ナゼキニ」
今回は、2022年春にドラマ化されました『元彼の遺言状』について。
よろしくお願い致します。
『元彼の遺言状』とは
『元彼の遺言状』とは、2020年第19回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞している、新川帆立によるミステリー小説↓
原作者新川帆立ご自身が弁護士さん(現在は休職中)とのこと。
『元彼の遺言状』あらすじ
剣持麗子は敏腕弁護士でお金に貪欲。そんな彼女の元彼で大手製薬会社の御曹司・森川栄治が
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
などという遺言状を残して亡くなる。栄治の死因はインフルエンザとされるが、麗子は栄治の友人・篠田から自分が栄治にインフルエンザを感染させた可能性があるから「犯人」になれないかと相談される。麗子は最初はあまり乗り気ではなかったが、遺産が思ったよりも巨額であることが判明したため、多額の成功報酬を獲得するために、篠田を「犯人」に仕立て上げようと奔走し、篠田の代理人として、森川家主催の「犯人選考会」に参加することになる。
ドラマ「元彼の遺言状」公式Instagram↓
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ドラマでは主人公剣持麗子を綾瀬はるかが演じましたが、これはナイス配役だったと思います。原作を読むとわかりますが、剣持麗子が”憎めない”人物であることは重要。
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ドラマでは篠田役は大泉洋、”元彼・森川栄治”を生田斗真が演じていらっしゃいました。
ドラマ「元彼の遺言状」感想
主役の綾瀬はるかが好きなので最後まで欠かさず観ました。
全体通して楽しんで観ることは出来ましたが、ミステリーとしてはイマイチというか、はっきり言ってしまうと、綾瀬はるかを楽しむ以外の見どころはナイかもしれません💦
ドラマを先に観た私、原作の謎解きもコレなんだろうか、とてもこのミス大賞を受賞するような内容ではないなあと思っておりましたが、原作はドラマとは全く違いましたので、ご安心を(誰に対しての発言?)
『元彼の遺言状』読書感想
私が『元彼の遺言状』のことを知ったのは、ドラマ化される1年以上前だったと思います。
ネットのニュースか何かで見かけ、そのタイトルのインパクトの強さも相まって、すぐに読みたい!と思ったのですが、その当時は最寄り図書館にまだ入っておらず。
そのうちに忘れかけていたのですが、ドラマ化と知り、こりゃ図書館にも入ってるべやと検索かけたらあるにはあったけど予約で5人待ちという状態(笑)
辛くも?ドラマ放送終了前に借りることが出来たという次第。
まず、あまりの読みやすさにびっくり。
これがデビュー作とは思えない流暢さ(流暢さ?)
実は、この作品を読む前に、別のこのミス大賞受賞作を読んでいたのですが、これがまあひどい文章だったもんで(あ。)
とはいえ、『元彼の遺言状』に関しても時々おかしな文章があり、それは作者が外国に生まれ育ったせいなのかな?とも思いつつ、売り出すときにタイトルを変えるくらいなら、文章もおかしな点は直して差し上げればいいのに、と思う私でございます。
文章の読みやすさもさることながら、キャラクター作りも素晴らしく、謎解きも面白い。これはドラマ化しやすいだろうな、という感想。
しかしながら、原作のままでとても楽しめるというのに、ナゼかドラマ化されると原作とは別物になってしまうというのも、慣らされてきちゃいましたよね。
はい、ドラマでは”篠田”という人物が、主人公剣持麗子の助手でしたが、原作での篠田という人物は助手どころか、依頼すら途中で取り下げる、言ってしまえばそれほど重要人物にはあたっておりませんでした。
ドラマ原作として挙がっていたもう一つの作品『剣持麗子のワンナイト推理』↓
では、ドラマにも登場した”黒丑”という人物が助手役をしております。
ドラマと原作の、どこが違うかって、登場人物の名前とトリック以外ほとんど全部違うと言えるんじゃあないでしょうか。ドラマは原作のおいしい部分だけとった印象。
いや、ドラマも楽しみましたが。
『元彼の遺言状』は原作の方がだんぜん面白かったんですが、『剣持麗子のワンナイト推理』は続きがあるのかな?と思わせるような終わり方だったことや、ちょっと剣持麗子のキャラクターがだんだん鼻についてきてしまったこともあり、すっきりしない読後感でした。
続編として、主人公は別人のようですが、剣持麗子も登場する『倒産続きの彼女』という作品も出ているようです↓
ナゼか私は、子供の頃に流行った、そして自分も読んでいた、コバルト文庫を思い出しました。
コバルト文庫についてはこちらの記事に少し↓
2022年春ドラマ感想
2022年春ドラマで私が視聴予定だった作品は、
- 芋たこなんきん
- 私のエレガンス
- 家電侍
- 正直不動産
- 奥様は魔女
- シェアするラ!
- クロステイル~探偵教室~
- 妖怪シェアハウスー帰ってきたん怪ー
- マイファミリー
- ちむどんどん
- 元彼の遺言状
- 悪女
- 未来への10カウント
- 探偵が早すぎる
- 家政夫のミタゾノ
その中で、完走?したのは、
- 私のエレガンス
- 家電侍
- 正直不動産
- マイファミリー
- 元彼の遺言状
- 未来への10カウント
- 探偵が早すぎる
- 家政夫のミタゾノ
でした。
「妖怪シェアハウス」はまだ観終わっていないだけで、楽しみにとって?あります(笑)
「私のエレガンス」は、ストーリーとしては私の苦手な恋愛ドラマではありましたが、ファッションについてのトリビア的コーナーがとても楽しめました。キャストも好かったし、続編が観たいと思った作品。
「家電侍」は何だか安心できるドラマでした。時代劇だし、家族愛の話だし、ワンパターンが心地よかった(笑)
「正直不動産」はTHE NHK!といった仕上がりとでも言いましょうか、気楽に楽しんで視聴しましたが、可もなく不可もなく。
「マイファミリー」は、残念ながら初回から犯人はわかってしまいました(笑)が、それにもかかわらずストーリー展開が面白く、私が今季一番ハマった作品でした。動機や細かい点でつじつまが合わないところはありましたが、テレビドラマオリジナル作品としてはかなりがんばっていた作品だったんじゃあないでしょうか(何様?)
「元彼の遺言状」は先述した通り。
「未来への10カウント」は、高校の話かー、と挫折覚悟で観始めましたが楽しみました。高校生役なので、子役さんというのはどうなのか?と思いますが、この作品を観て改めて私は子役さんが好きだなあとも思いました。元気が出るストーリー展開で爽やか、エンディングは出来過ぎなほどの大団円、近ごろには珍しい感じを受けました。
「探偵が早すぎる」はただもう俳優さん達がふざけているようにしか見えない(そこが面白い)ので、ミステリーではありましたが気を抜きまくって観ておりました(これ感想?)
「家政夫のミタゾノ」今季も期待通りの不気味さ楽しさでしたが、なんと舞台化とのことで↓
公演情報|家政夫のミタゾノ THE STAGE ~お寺座(てらざ)の怪人~
観る候補に入れてなかったのですが、「インビジブル」もクライムサスペンスとのことで完走。
しかしこれはイマイチ楽しめませんでした💦
オリジナル作品とのことで、がんばってるな(こらこら)とは感じましたが、ストーリーもキャラクター設定も、海外ドラマで見尽くしてしまった感がぬぐえず。
ドラマをたくさん観てしまっているせいもあるかもしれませんが💦
※以上全て敬称略
最後までお読みいただき、
ありがとうございます♪
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