ナゼキニエンタメ!をご覧戴き有難う存じます。
「ロング・シーズン長く遠い殺人」とは
「ロング・シーズン長く遠い殺人」とは、2023年4月に中国の騰訊視頻(テンセントビデオ)で配信されたクライムサスペンス。
「バッド・キッズ 隠秘之罪」の監督、辛爽(シン・シュアン)監督作品で本国中国では圧倒的高評価を得た超人気ドラマだそうです。
主演のおひとりは怪優、秦昊(チン・ハオ)またまた特殊メイクと体重操作?で別人と化しています。
原題は「漫長的季節」で、原作・脚本于小千(ユー・シアオチェン)とありましたが、原作本は探し当てられませんでした。
キャスティング・ディレクターは「バッド・キッズ 隠秘之罪」「バーニング・アイス無証之罪」に俳優としてもご出演されていた、李俊霆(リー・ジュンティン)
友情出演に、朝陽のお母さん役だった劉琳(リウ・リン)と史彭元(シー・ポンユェン)のお名前も見つけました。
音楽は丁可(ディン・コー)
「ロング・シーズン長く遠い殺人」は「バッド・キッズ 隠秘之罪」と同じくWOWOWプライムで2023年11月1日(水)から放送開始、第8話は12月20日(水)にオンエアされました。
「ロング・シーズン長く遠い殺人」第8話ネタバレあらすじ
オープニング曲丁可「Infinite days of whitenes」
前回からの続きです。
眠れず王陽(劉奕鉄)の部屋でぼんやりとしている王響(范偉)
そこへ、王陽を呼ぶ声が聞こえます。
王響はその少年、曲波(李松柏)に詰め寄り、王陽の居所を聞きだします。
ビデオ館では隋(王嘯宇)が一人で店にいます。そこへ現れた王陽。
「2人は?」
感情的にいったい何があった?と隋に尋ねると、王陽の腕を振り払い
「知らねえ
これ軍兄貴から預かってきた」
とメモのようなものを渡す隋。
そこへ王響が曲波を伴って現れます。
チクリやがったなと曲波に殴りかかる王陽に、王響は殴るなんてと声を荒げ強引に家に連れ帰ります。
家では心配した母羅美素(林曉傑)にまで怒鳴りつけ、明らかに様子のおかしい王陽。
泣き出しそうな表情の王陽に、母さんは体が弱い、心配かけるなと2人で話し合おうという王響。
そして、王陽の部屋で見つけた血のついた防護服を取り出し、
「お前は人を殺したのか?」
と問います。
それに対し王陽は、やらなきゃならないことがある、少し時間をくれ、と答えます。王陽から軍のメモを取り上げ王響はさらに問い詰めますが、王陽は
「いつか必ず説明する
でも今は無理だ」
隙をついて美素を呼び、2人で王陽を縛り上げる王響。
王陽は犯人じゃない、悪い友達に騙されたのでは?と言いだした美素は、メモを書いた人物が犯人ではないか、馬徳勝(陳明昊)に話して、と王響に訴えます。とりあえず今は王陽を外に出さなければ安心だと美素をなだめ、キッチンでメモを燃やす王響。
"17日の夜 樺運専用線で"
と書かれた紙が燃え落ちてゆきます。
場面は樺鋼。
宋工場長(張帆)を訪ねる王響。
窃盗疑惑で捕まった王陽は刑建春(楊一威)課長に嵌められた、横流しを阻止した私への腹いせだ、と訴えますが取り合ってくれない宋工場長。王響はやおら立ち上がり、
「あの夜のことですが━
私は何も見ていません」
と言い始めます。宋工場長は脅迫する気かと言い返し、帰れの一点張り。王響は
「人の道に外れ 樺鋼の名を汚す者がいれば
最後に消えるのはそいつですよ」
と捨て台詞を残し出ていきます。
プリプリと廊下で文句を口にしながら歩いていると階段のところで麗茹(王佳佳)と鉢合わせます。友達と約束があるという麗茹を不審に思い、隠れて様子を伺う王響。果たして麗茹は今王響が来た道を行ったのでした。
場面は変わって維多利亞クラブ。
樺鋼のトラック隊の劉全力の妻巧雲(劉琳)がホステスをしていますが、客にすすめられた酒を飲めずに吐き出したのを咎められています。そこへ若いホステスが巧雲をかばい、酒をがぶ飲みしてみせます。
別の部屋からは宋工場長が接待を受けたようで、連れの男性に見送られています。その男性は盧(彭梓桁)という人物でピアノを弾いていた沈墨(李庚希)に特別にチップをはずみます。
支配人が、上顧客が特別にチップをはずんでいるんだ、お酌して来いと言いますが、だったら辞めますと固辞する沈墨。
帰り道、バスの中で吐き気をもよおした女性(酒をがぶ飲みした若いホステス)と共にバスを降り、彼女を介抱した沈墨は、その女性殷紅(王藝荻)↓を弟傳衛軍(蔣奇明)のビデオ館に泊まらせます。
殷紅は傳衛軍のことをかっこいいね、話せなくて残念と言い、傳衛軍は殷紅の”ありがとう”の手話を繰り返し、一人微笑みます。
殷紅は帰る時に沈墨のシュシュで髪を束ねました。そのせいか、維多利亞クラブでは「沈さん」と声を掛けられます。声の主は盧さんでした。
そのまま盧の席につき一夜を共にした殷紅でしたが、盧は沈墨を連れてきてほしいと殷紅に言います。暗に金をちらつかせて━
傳衛軍が維多利亞クラブに殷紅を訪ねてきます。店の外で殷紅に髪留めをプレゼントしますが、早くビデオ館に帰れと冷たい態度をとられます。
店内に戻った殷紅は、盧がクラブに来ているにもかかわらず自分を指名しなかったことに不満を持ちます。
場面は樺林医大。
構内を沈墨が歩いていると、すれ違う人に後ろ指をさされます。掲示板には沈墨を中傷する告発文と写真が貼られ、その前には人だかりができていました。沈墨は風紀指導主任に特に写真のことで問い詰められます。
王陽が学校にやってきて、金に困っているなら俺が稼ぐ、自分を安売りしないでくれと沈墨に言います。王陽の言葉に傷ついた沈墨は再び、世界が違う、もう会わない、と王陽に背を向けます。
傷ついた沈墨を殷紅が訪ね、食事に誘います。
2人は源媛家庭料理店でかなり飲んでいます。殷紅の母は全身やけどで入院した時の費用が払えず自殺した、と殷紅は沈墨に話します。
「私たち 友達?」
殷紅に聞かれ、もちろんと答えた沈墨はその後吐き気をもよおして席を立ちます。
沈墨の飲み物に一服盛る殷紅。店の外に一台の車が来ます━
エンディング曲丁可「I will walk away sooner」
「ロング・シーズン長く遠い殺人」第8話感想
きたー、今まで見たことない人、きたー。
というのが第一声でした(声は出していませんが)
やっと話が動き始め、そうなると怒涛の展開であろうことは予測していましたが、親切にしてくれた人に薬を盛る?しかも傷ついているときに?殷紅よ、アンタは鬼か?と言いたくなりました(書いていますね)
殷紅、悪いキャラですねー、きれいな俳優さんでなければ炎上必至。
そう、なんだか憎めないところが恨めしい。苦労してひねくれちゃったのね、と同情を禁じ得ない部分もあるけれども。
あの暴君、傳衛軍に「かっこいい顔だけどそれ以外に魅力がナイ」とか言っちゃって、泊めてもらって、プレゼントまでされているのに、ひどい。
ホント、かわいくなかったら(以下同文)
王響もたいがい人の話、特に息子の話を聞かない人ですが、王陽も血を引くものという感じで勝手な思い込みで突っ走って沈墨を傷つけていましたね。それとも正義感の強い人というのは思い込みも激しいのでしょうか。
年月日のテロップがほしい件
自分用に時系列を整理すると、バラバラ事件、遺体発見は1998年9月25日。
何月かはわかりませんが「20日の朝」に沈墨の写真が貼りだされる事件が発生。
(これやったのは伯父さんでしょう、伯父さんしかいない、伯父さん以外の誰やねん)
そして、傳衛軍から王陽に渡されたメモには「17日の夜」
王陽と沈墨の出会いは1997年なのはわかっていますが、「20日」「17日」が1998年なのか1997年なのか。
王陽が王響にお弁当を届けに来て刑課長に陥れられたのは1997年と思い込んでいたのですが、前回と今回の話の流れを見るとバラバラ事件のあった1998年?
というのも、バラバラ事件後に王陽の部屋で血の付いた防護服が見つかったことや、大学に残された反省文から馬課長も王陽に疑いの目をむけたハズなので、今回の王響が宋工場長を訪ねるシーンだけ過去の話というのもオカシナ話で。
でも、あえて麗茹と宋工場長の関係をにおわせるためにわざと過去部分をねじ込んだ?
人間関係はつながってきましたが、時間がつながらない単に私の頭の回転が鈍いせいでしょうか?
もう一度第1話から復習しないと、と思った今回でした。
※以上全て敬称略
最後までお読み戴き
ありがとうございました🍀
関連記事はこちら。
↓ ↓ ↓