【2021年11月20日公開2022年6月追記】
ナゼキニエンタメ!をご覧戴き有難う存じます。
WOWOWで放送されていた「摩天楼のモンタージュ」視聴終了しましたので、ネタバレ感想を書きます。
よろしくお願い致します。
【追記】BS11にて再放送
2022年6月10日(金)より、BS11にて再放送されるようです↓
放送スケジュールは、毎週金、土、日の朝5時から。
公式サイトでご確認ください。
「摩天楼のモンタージュ」とは
「摩天楼のモンタージュ」とは、2020年に中国で配信されたドラマ作品。原題は「摩天大楼 A Murderous Affair in Horizon Tower」
中国本国でも話題となったサスペンス・ミステリー。
台湾の小説家 陳雪の『摩天大楼(Mótiān dàlóu)』を原作としています↓
主演はアンジェラベイビー↓
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モデルさんのようですが、日本でもデビューなさっていた模様。お名前には何となく聴き覚えがありましたが、そのせいでしょうか。
ちょっとケイゾクの頃の中谷美紀を彷彿させられた私↓
エンディング曲は「YOU&I」
検索してみましたが情報乏しく💦
周品というのが、どうも歌い手さんのお名前※のようです。
洋楽っぽいなあと思ったら、製作者のお名前がAila Gato,Philip Halluonとあり、Aila Gatoについては北欧でご活躍されている方のようでした。
※エンディング曲情報【追記】
この後、もう少し調べましたら、周品はプロデューサーのお名前でした💦
Philip Halluon作詞作曲、歌っているのがAila Gatoのようです。
「摩天楼のモンタージュ」ネタバレあらすじ
タワーマンションで突然の停電があった晩、マンション1階のカフェを経営する住民の鍾美宝(アンジェラベイビー)が遺体となって発見される。警察の調べによると、部屋の鍵が壊された形跡はなく、彼女は頭部に外傷を受けた後、一酸化炭素中毒で死亡していた。そこで事件担当となったベテラン刑事の鍾敬国(グオ・タオ)と新人刑事の楊蕊森(ヤン・ズーシャン)は、タワーマンションの住民や関係者にひとりずつ事情聴取を行なっていく。そこから浮かび上がっていく鍾美宝の人物像。果たして彼らの証言は真実なのか嘘なのか?謎が深まる中、鍾美宝の隠された過去が明らかとなり、事件は衝撃の結末を迎える。
あらすじでは漢字表記されていますが、字幕では下記の通りカタカナ表記されていました↓
鍾美宝=ジョン・メイバオ
鍾敬国=ジョン・ジングオ(ジョン巡査長)
楊蕊森=ヤン・ルイセン
以下、カタカナで表記します。
マンション住人や警備員、仲介人などの証言を、各キャラクターごとに2話ずつで構成された全16話。
最初の証言はホライズンタワー警備員のシエ・バオルオ。
メイバオとの関係を聞かれ、友達だと答えるバオルオでしたが、どうもメイバオに好意があったよう。そして、ジョン巡査長はバオルオの人形だらけの不気味な部屋をみてしまい、バオルオを怪しみます。
次に、リー・ダーセンが呼ばれ、ダーセンも初めはただの知り合いだと証言しますが、ジョン巡査長らに追及されて、メイバオとは幼馴染だったと過去を話し出します。
マンションの仲介をしていたリン・モンユーも取り調べを受け、メイバオの部屋を覗いていたことを明かし、さらに、ダーセンとメイバオが愛人関係にあったことを証言、疑わしいのはダーセンだと言います。
メイバオの隣人で小説家のウー・ミンユエ。
彼女の小説にヒントがありそうだと直感したヤン刑事は、ミンユエの小説『祥雲幻影録』を読み、この小説の主人公はメイバオがモデルではないかと、また『祥雲幻影録』にメイバオに関することが書かれているのではないかと、ミンユエに近づきます。ミンユエはヤン刑事に心を開き、『祥雲幻影録』の最終章をメールで送ることを約束します。一方、ジョン巡査長も調査を進め、メイバオの複雑な家庭環境を知ることとなります。
途中、ジョン巡査長がセクハラで訴えられている話がヤン刑事の耳に入りますが、ヤン刑事はジョン巡査長を信じて進む道を選びます。
そして、警察は家政婦イエ・メイリーにたどり着きます。
メイリーは評判の家政婦でしたが、メイバオの弟を誘拐した罪で服役中でした。メイリーを雇っていた家に話を聞きに行くと、メイリーが優れた医療知識や技術を持っていることがわかり、メイリーが元は外科医だったことがわかります。メイリーは、メイバオの母がDVにより救急外来に来た時にメイバオ一家と知り合ったと、メイバオの弟を”誘拐”した経緯について話し始めます。
メイバオの弟ジュンは、イエ・シュージュンと名を変え、いまやピアニストとして活躍していました。しかし、父イエン・ヨンユエンに知られてしまい脅迫される日々、思い余ったシュージュンはイエン・ヨンユエンを刺してしまいます。
イエン・ヨンユエンはメイバオを虐待していた写真をばら撒くと、シュージュンを脅迫していたのでした。メイバオを殺したのは父だと思い、襲い掛かったシュージュンでしたが、ヨンユエンは一命をとりとめます。
ヨンユエンの証言によると、ヨンユエンはメイバオを殺害していない、そればかりかメイバオに監禁されていたことがわかります。
ここからネタバレ
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メイバオの母は、早くにシングルマザーとしてメイバオを生み育て、クラブ歌手として働いていました。そこに来た客のイエン・ヨンユエンと結婚し、生まれたのがメイバオの弟のジュン=イエ・シュージュンでした。
しかし、イエン・ヨンユエンは金遣いが荒い上に暴力をふるい、見かねた外科医のメイリーはメイバオの母に子供を連れて逃げるように言います。しかし何度逃げても追いかけられ、疲弊し諦めかけたその時、ジュンにピアノの才能があることがわかり、今度こそ逃げようと決心、先に列車に乗ったメイリーとメイバオ姉弟。
ところが、荷物を取りに行ったメイバオの母はイエン・ヨンユエンに見つかってしまい、”飛び降りた”というのです。メイバオは一人列車を降りて家に行き、継父ヨンユエンを刺します。
しばらく経ち、親戚の「厄介払い」で規律の厳しい学校に入れられたメイバオは、そこで生涯の親友、リー・モンリーとディン・シアオリンと出会います。
大人になって、リー・モンリーはリー・ダーセンの妻となり、ディン・シアオリンはリン・モンユーと付き合っていました。
一方、メイバオは再び現れたヨンユエンに苦しめられていて、ある日ついに消火器で殴ってしまいます。このままだと同じことの繰り返し━メイバオとモンリー、シアオリンはヨンユエンを監禁することにします。
しかし、そのことはすぐに警備員のバオルオ、モンリーの夫ダーセン、シアオリンの恋人モンユーに知られることとなり、皆でメイバオを守るため、メイバオとモンリー、シアオリンはお互いを知らないことにし、アリバイを作ります。こうして、証言者全員が嘘の証言をすることとなりました。
弟ジュンを守るため、ヨンユエンを監禁したメイバオでしたが疲弊してしまい、ヨンユエンを道連れに練炭自殺をはかります。その時ジュンから
「今日の演奏は姉さんだけに捧げる」
と電話があり、強く生きる決心をします。ヨンユエンを拘束していたロープを切ったメイバオ。
一方、その様子をモンユーの元妻が動画に撮っていました。モンユーがメイバオと会っていると疑い、のぞき穴からメイバオの様子を見ていたのです。
そして、自由になったヨンユエンはメイバオを後ろから殴りつけ、燃えている練炭を近くに置き、その場を去りました。
この動画によって自殺として片付きかけた事件は、憎きヨンユエン逮捕で幕を閉じることとなったのです━。
「摩天楼のモンタージュ」感想
「摩天楼のモンタージュ」実は、第5話の途中から観るのをやめていた私。
直前にWOWOWプライムの同じ枠で放送されていた「バッド・キッズ 隠秘之罪」にドハマりしたせいか、はたまたバッドキッズロスか(笑)とにかく物語に入り込めないというか、面白さを見い出せず💦
バッドキッズにご出演されていた、ワン・ションディー(王圣迪)が「摩天楼のモンタージュ」にも出ることが予告映像を観て分かっていたので、それを楽しみに観始めたのですが、5話で挫折、ちーん!
ワン・ションディーについてはこちら↓
それで、その後はネタバレ感想ブログ等拝見して「あーなるほどね」とストーリー全体をわかったつもりでいたのですが、肝心の(肝心の?)アンジェラ・ベイビー演じたメイバオがどうしてなくなったのかがイマイチわからない。
結局全話視聴したという(笑)
WOWOWオンデマンド、便利ですな。
全体通して救いようのない暗くて苦しくて悲しいお話で、そういう点もちょっと観る気をそがれたというか……。
それでも、最後の最後でイエン・ヨンユエン逮捕となってちょっとは溜飲が下がったというもの。
そんなどんよりしたお話の中でも光っていたのが、刑事ジョン・ジングオを演じられたグオ・タオ(郭涛)↓
画像が小さいですが💦
やっぱりこういうオトボケキャラがサスペンスドラマには欠かせませんな(私だけ?)
しかし、ジョン巡査長にも相棒を亡くし、その娘を引き取って育てているという背景があり、飄々とした態度は「再び傷つきたくないからだ」などと、新人刑事に言われちゃったり。
その新人刑事ヤン・ルイセン役ヤン・ズーシャン(杨子姗)もなかなかのオトボケ具合でした。
真面目でお固く、THE正義の人!というキャラクターそのもの。
眼鏡をかけていらっしゃってもお可愛らしいとわかる風貌で、はじめはアイドルかと思って軽く見ておりましたが(失礼💦)ちょっと検索してみたらなかなかキャリアのある女優さんのようです。道理で。
個人的には、このルイセンの婚約者さんが果てしなくイイ人というか、お人好しというか。
見た目はパッとしない(あ)青年ですが、ルイセンのことを深く愛していて、彼女につれないことをされ続けても最後の最後はちゃんとルイセンを支える言葉をルイセンに伝えるんですよ。これは女性にとっては夢でしょう。
「摩天楼のモンタージュ」は”女性目線で描かれた”というのをどこかで目にしましたが、わかるわ~の世界。
あとは、終始アンジェラベイビーはお可愛らしかった。
アンジェラベイビーだからこそ成り立つドラマだったとも思いましたね~メイバオは誰からも愛されるキャラでないと。
女性陣は皆スタイル抜群の美しい俳優さんばかりで華やかでよかったですね~♪
対して、男性キャラのほとんどがキモいキャラだったのはDoして?という感じ(笑)作者は男性嫌いなのでしょうか。それともドラマ制作者が?
リン・ダーセン役の俳優さんが、なんとなくジャッキー・チェンのお若いころに似ているなあと思って検索かけましたが、お名前わからず💦
画像引用元WOWOWhttps://www.wowow.co.jp/detail/172416/005/01
この方も見た目は爽やかでしたが、キャラはキモかった(笑)
ま、それも結局嘘キャラでしたが。
そう、このドラマ最大の観る気なくなりポイントは(ポイント?)、メイバオを守るためにキャラクター全員が嘘を吐いているため、犯人捜しとは関係ない話が多かったところ。
そんな過去の話、いらないから、とか、
それは妄想?とか、
観ていて早く本題にいって欲しいと、モヤモヤしてしまった私(笑)
挙句の果てに、私の苦手なアニメのシーンが出てきて私の中ではオワタorzな気分ww
アニメで表現されていたのは、メイバオの隣に住む小説家ウー・ミンユエの小説『祥雲幻影録』の内容で、ファンタジー小説という設定上、アニメでの表現は適当だったと思えるのですが、絵柄が苦手なタイプで💦いや、綺麗な画なんですよ。そもそもファンタジーもダメなもんで💦
そんなこんなで、ちょいちょい観る気をくじかれましたが(どんなんや)観終わってみると、バッドキッズより先に観ていたらもう少し楽しめたかもなあとも思います。
バッドキッズハマり過ぎww
そんな「摩天楼のモンタージュ」の感想ですが、原作小説を読んでみたいと思いました。これは小説で読んだら面白そうだなと。
情報が少ないので推測ですが、恐らく摩天楼のモンタージュもバッドキッズ同様、人気小説の映像化という運びなんじゃあないかと。
ちなみに、「摩天楼のモンタージュ」の原作小説「摩天大楼」の日本語版はないようでこれまた残g念g
ドラマ化された小説は全て日本語版が出ることを願います。ブログに願いを☆彡
いや、書いておくと叶うことが多いもんで。
※以上全て敬称略
最後までお読み戴き
ありがとうございます🍀
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