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中国ドラマ「バッド・キッズ 隠秘之罪」にドハマりし、中国ドラマや映画作品を俄に観出した、「ナゼキニ」ブログ筆者の猫目宝石@nazekiniと申します。
今回は中国映画作品「薄氷の殺人」の感想です。
よろしくお願い致します。
「薄氷の殺人」とは
「薄氷の殺人」とは、2014年に中国で公開された映画作品。日本での公開は2015年。
2014年の第64回ベルリン国際映画祭で金熊、銀熊(男優賞)ダブル受賞した作品。
ちなみに、この年の銀熊女優賞は「小さいおうち」にご出演の黒木華が受賞↓
「薄氷の殺人」あらすじ
1999年、中国の華北地方。ひとりの男の切断された死体が、6つの都市にまたがる15カ所の石炭工場で次々と発見されるという事件が発生。刑事のジャン(リャオ・ファン)が捜査を担当するが、容疑者の兄弟が逮捕時に抵抗して射殺されてしまい、真相は闇の中に葬られてしまう。それから5年、警察を辞め、しがない警備員として暮らしていたジャンは、警察が5年前と似た手口の事件を追っていると知り、独自に調査を開始。被害者はいずれも若く美しいウー(グイ・ルンメイ)という未亡人と親密な関係にあり、ジャンもまたウーにひかれていくが……。
「薄氷の殺人」感想
うーん。
と言う感想(笑)
先ず思ったのは、ナゼこれを「薄氷の殺人」というタイトルにしたのかなあ?というところでした。
「薄氷の殺人」というところで、私はてっきり推理ものと思い込んで拝見したのですが、ちょっと違いました。
原題は「白日焔火」といい、白昼の花火という意味だそうですが、タイトル通り白昼に花火が次々上がるシーンでエンディングを迎えます。
なので、「白昼の花火」というタイトルの方がわかりやすいのにと思ってしまいましたよ(笑)「在りし日の歌」↓でも思ったけど(ボソ)
「薄氷の殺人」というタイトルから、クライムサスペンス、ミステリーと思ってこの作品を観てしまうとはあ?となります。←つまり私ww
事件は起こりますが、そっちはオマケみたいなもンです、この作品の中じゃ。
「ブラインド・マッサージ」を観た時もそうでしたが、「薄氷の殺人」も30年ちょっと前によく観た、フランスやヨーロッパの映画作品を彷彿させられましたね~若い時に観ると感性が刺激されるかなっていう作品。
そう、つまり、50歳を超えた私の脳みそではついていけなかった(笑)
夜の野外スケート場とか、凍った道路の感じ、ダンスホールや床屋・ホテルなどで赤い光が効果的に使われている点などが印象的で、また見どころの一つでもあるようです。
が、しかし、私は先に「ブラインド・マッサージ」「バーニング・アイス 無証之罪」でそういった画を観てしまっていたので、それほど新鮮味を感じず💦これは自分のせいですがw
冷たい空気と赤いネオンというと、昭和な私は「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」を思い出します↓雪もないし、中国でもないけど(笑)
Year Of The Dragon - HD Trailer
話を「薄氷の殺人」に戻して。
さて、キャストについては全く知らぬ存ぜぬ(ん?)
ただ、私の最近のキニなる俳優さん、王景春(ワン・ジンチュン)が出てらっしゃいました♪
王景春の演じられた役はクリーニング屋の店主。
最初は夫をなくしたヒロインを気遣う、優しいおじちゃんなのかなと思いきや、その後色気づいて鬘をかぶって登場。これがまたなんとも助兵衛ったらしいと思ったら、ホントに助兵衛なおっちゃん役でした(笑)
助兵衛なおっちゃんと言えば、インターネット上でみた「薄氷の殺人」の感想が、判を押したみたいに一緒なのにも笑いましたね~
検索かけた中でランダムに拾い読みした記事5、6記事が、面白いことに全て男性による感想で、 共通するキーワードはファムファタル、巨乳、ニット、ショートカット。
つまり、この映画の見どころはヒロイン=グイ・ルンメイ(桂綸鎂)そのものね、みたいな(笑)助兵衛なおっちゃんであれば楽しめる作品?
ところでこのヒロイン、終始無表情という役。
笑顔を見せない理由はネタバレですが、ヒロインは過去に殺人を犯してしまい、そのしりぬぐいをした夫にずっと見張られていて、そしてまた、その夫によってヒロインに近づく男性は次々なき者にされていってるという。
(ちなみに、夫はヒロインの殺した男性を自分のように見せかけたことで、すでに死んだことになっています)
そりゃー、暗くもなるわな、とは思うのですが、それにしても男性の都合のいいように造られた女性像のような……。
銀熊賞をとるなら、女優さんのほうじゃない?と思いましたね~ストレス溜まりそうな役ですもん。男優さんの方は、この作品では凄さや良さがわかりませんでした💦
ですが、この男優さん廖凡(リャオ・ファン)は、私がハマった「バッド・キッズ 隠秘之罪」「バーニング・アイス 無証之罪」シリーズ3作目の「ロング・ナイト 沈黙的真相」の主人公を演じられるようなので、そちらに期待↓
視聴終了、感想を書きました。
↓ ↓ ↓
それにつけても。
この作品を観て、日本代表「小さいおうち」はナゼ金熊を逃したのか?と、「小さいおうち」も再鑑賞(笑)
「小さいおうち」私は原作を先に拝読して、その後映画作品を拝見、両方とも好いなと思ったので、余計にそんな気持ちにw
で、見比べて観て、やっぱり私は「小さいおうち」の方が好い。
「薄氷の殺人」も「小さいおうち」もAmazonプライムビデオで配信中↓プライム特典(Amazonプライム会員は追加料金不要で視聴可能)です。
しかし、原作本の方も読んだのがもうだいぶ前(のせいにして)、内容が思い出せない(笑)感動したことは覚えているんですが。
もう一回読んでみようと思います←決意表明?
※以上全て敬称略
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