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趣味どきっ!【こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ】平松洋子(敬称略)回の【番組内容】と感想

【2020年10月公開2021年6月更新】

 ナゼキニエンタメ!をご覧戴き有難う存じます。

「趣味どきっ!」ファン、筆者の小幡リアン@nazekiniと申します。

 

「10月からの趣味どきっ!」という番組の再放送を観まして、本好きな私にとって面白そうな番組がスタートするのでブログに書いておこう、ということで、本日もよろしくお願い致します。

「趣味どきっ!」とは

 

「趣味どきっ!」とは、毎週月曜から水曜よる9:30から、Eテレで放送されている教養番組で、その名の通り趣味番組↓

www.nhk.jp

 

月曜シリーズ、火曜シリーズ、水曜シリーズと曜日ごとでテーマが決められているのが特徴で、スポーツだったり、お料理だったり、内容も多岐にわたっています。

 

初心者でも親しみやすく、それでいて、ディープな部分にも触れられていて、私にとってはこの番組自体が趣味のようなものになっています。

 

「こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ」とは

 

2020年10月からの「趣味どきっ!」”こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ”は、火曜放送シリーズ。

こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ (NHK趣味どきっ!)

 

案内人役は、モデルさんの菊池亜希子

ご本人様画像があるかとInstagramを観に行ったのですが、まさかの本画像w↓

www.instagram.com

 

菊池亜希子は案内人役でのご出演が多く、こちらのシリーズでも案内人役でした↓

www.nazekini.com

 

「本選びに悩む、私」

私=菊池亜希子のナレーション

「人生を豊かにする本との出会い方━そのヒントを、本を愛するあの人たちに伺います。

登場するのは、物の見方や、考え方を教えてくれた一冊。

幼いころ、勇気を持つことを教えてくれた一冊、などなど。

さあ、あなたの本の道しるべを探しに行きましょう」

 

また、本屋ライター和氣正幸がとっておきの本屋さんに案内してくださるそうです。

twitter.com

 

「こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ」ゲスト

 

「趣味どきっ!」火曜放送シリーズ「こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ」各回ゲスト、第一回は平松洋子、第二回は矢部太郎とアナウンスされています。

 

矢部太郎「こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ」の表紙にも映っておられますが、こちらの作品も有名ですよね↓まだ拝見しておりませんが💦

大家さんと僕

 

 

「10月からの趣味どきっ!」番組内では他に、渡辺満里奈祖父江慎橋本麻里穂村弘飛田和緒坂本美雨のお名前と顔写真が出ていました。

 

「こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ」平松洋子

 

「趣味どきっ!こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ」は、2020年10月6日よる9:30スタート(※放送は終了しました

 

第一回ゲストは、平松洋子

読書日記:著者のことば 肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行 平松洋子さん 動物との関係、現場から | 毎日新聞

画像引用元https://mainichi.jp/articles/20200811/dde/012/070/008000c

読書日記:著者のことば 肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行 平松洋子さん 動物との関係、現場から | 毎日新聞

 

「私はあのー、書くこともすごく大事なんですけど

やっぱり子供の頃から、どうもこう、本が一番友達というかね、本がないと生きてけないな」

 

西荻窪の、平松洋子が学生時代から通っているお気に入りの本屋さんで待ち合わせ。

行きつけの本屋さんを持つことがよい本と出会う、第一歩なんですね

 

平松洋子のお仕事場の本棚はスチール製の事務機器。

がっしりどっしり、安心感があるそうです。

 

『香港 旅の雑学ノート』

 

仕事の原点となった本として紹介された『香港 旅の雑学ノート』↓1979年刊行だそうです。

香港旅の雑学ノート―出街・街坊・享受 (1979年)

 

山口文憲(1947~)ノンフィクション作家 著書に『香港世界』『空腹の王子』など

 

「私はまあ20代の前半に、えー、これに出会って

大学で私、社会学、社会学科だったんですけれども

まそのー、例えば、香港のえー、まあ、標識一つ街角の何かこう看板一つから

こういう風にそのーあの、歴史と文化をこう見ていくんだ、行けるんだっていう、

そのー視点と言うんですかねえ、その視線の深さというか、それにびっくりしたんですね」

 

  アイデアと工夫で

ひとをだしぬくことにかけては

天才的な香港人が、色彩感覚では突然

画一主義者になってしまうのはなぜか。

このナゾをとく鍵は、

中国の色彩文化のかなにある。(中略)

あの看板の色は、色彩学的な効果で

決められるというよりも、

むしろ伝統的な色のルールにのっとって

決められるといった方がいい。

つまり、看板の色そのものが

ひとつのメッセージとなるように、

きちんと約束ごとをふまえた

色の選び方をしている。

この点が香港の看板文化の、

もっともユニークなところなのだ。

『香港 旅の雑学ノート』山口文憲

 

「これを読むとそうなんだって、ここに中国文化、中国の人の色彩の感覚と文化と歴史の産物なんだっていう風に見ると、全く違うものに見えてきますよね。

あのものの見方っていうのは、まあそういうことなんだなあ、と、いうふうに教えてもらった本ですね」

 

『フランス料理の源流を訪ねて』

 

2冊目『フランス料理の源流を訪ねて』

画像引用元https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=342241034

 

「写真とそれから文章とが、こういう風にこう混ざっていって

ひとつのこう、あの歴史とか文化を伝えることが出来るんだっていう、ま、あの方法を学んだんですよね、この本から」

 

「料理を書いているというよりもなんか、人の営みですね。

食べ物を通して、人が生きるっていうのはどういうことなんだろうかなっていうことをともかくその、あの、知りたい、出来るならばまあ書き表してみたいという気持ちがすごくあるので」

 

ホンのちょっと寄り道

 

ガラスのペーパーウェイトや、ウィスキーボンボンの空き缶にびっしり入った付箋。

お手製のおにぎり持参で執筆作業をされているそうです。

 

くたびれたら散歩へ出かけ、お気に入りの喫茶店で好きな本を読んでひとやすみ。

小一時間ほどですっかりリフレッシュできるそうです。

 

『西瓜糖の日々』

 

平松洋子が繰り返し読みたくなる本として紹介されたのが3冊目『西瓜糖の日々』↓

https://www.kosho.or.jp/upload/save_image/12042070/20181027142047257543_f6d721f6b06ae858367812c5a201cdab.jpg

画像引用元https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=229446503

 

 

「21の時に買ったんですよね、でその時に読んで、なんていうそのホントにガラス細工みたいなもの、そのもう透明感あふれるキラキラ感じというのがずーっと、めくればここにあるっていうことが、やっぱりわかってるから、なんかそれにこう、また会いたいというかね、なんかそういう感覚がこれに関してはあるんですよね」

 

『椿の海の記』

 

4冊目は同じく、繰り返し読まれているという『椿の海の記』

椿の海の記 (河出文庫)

 

石牟礼道子(1927~2018)水俣病患者に寄り添い、その生と苦しみを文学に込めた

代表作に『苦海浄土(くがいじょうど)』など

 

本には付箋やラインがたくさんあります。

 

  春の花々があらかた

散り敷いてしまうと、

大地の深い匂いがむせてくる。

海の香りとそれはせめぎあい、

不知火海沿岸は朝やけの靄が立つ。

『椿の海の記』石牟礼道子

 

「難しいことが書いてあるわけではないのに、読んでも読んでも自分がホントに理解できているのだろうか、石牟礼さんが何を書きたくて、えー、このこう言葉が湧き出るように書かれてる、あのー、それを自分は果たしてわかってるのか理解できてるのかってそれさえもいまひとつこう、自分に自信がないみたいなね。

で、それであのー、また近年読み直して。

そしたら、あっと思って。あのー、石牟礼さんのその書きたかったことていうか、その書かれる時に見えてた世界っていうのは、こういうことだったんだなっていうのが、ホントだからね、なんか何十年も経たないとわかんなかったんですよ」

 

「本てやっぱり待ってくれてるっていうのかなあ

なんか、急いで読まなくても、多分、それがホント10年後にね、あー読んでみようかなっていう時ってあると思うんですよね。

それでいい、いいと思うっていうか、本というのはそういう風にこう、待ってくれるもんなんだなっていうのを、やっぱりこれまでもいっぱい私も味わっているんですよね。

だから本ていう、その、側に置いておくっていうのは、その意味でも大事だとは思ってますね」

 

装丁違いでそろえる大好きな本

 

5冊目は『みちのくの人形たち』↓装丁違いで3冊持っておられるそうです。

初版 深澤七郎 みちのくの人形たち 1979年 夢屋書店

 

画像は、一枚の紙を折りたたんで作った蛇腹形式の本

1979年深沢七郎が自ら出版した一冊だそうです。

 

「邪魔されない関係っていうんですかね、うん、あの本と自分とっていうのは誰も入ってこられないというか

で、そして多分、自分だけの何かこう、うーん、関係と言うか世界と言うかそういうものが確実に、なんか自分の中に、手の中にあるんだっていう、その安心感とかね

まあ、いろいろうーん、安心もしたし、嬉しかったし、なにかこう、うーん、そうね、あの一つの存在みたいなものが、あの自分の中にこう、あるっていう、そしてそれはこう、奪われないっていうかね、動かないっていうか、まあ、そこが本っていうものが持ってる力なんじゃないでしょうか」

 

ワキさんの本屋案内

 

本屋ライター和氣正幸が下北沢にある”独立系書店”を紹介されます。

「独立系書店というのは、一人もしくは数人でやっている小規模、中規模の書店の事」

独自のセレクト本を楽しむのがポイントだそう。

COVID-19対策でどうなっているかわかりませんが、ビールが飲める本屋さんだそうです素晴らしい。

 
 
 
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「こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ」感想

 

不勉強で平松洋子の御著書は未読ですが、面白そうな作品をたくさん出しておられるなあと、先ず思いました。

 

こういうことを知ることができるのも、「趣味どきっ!」の好きなところです。

 

読んでみたいと思った本を、忘れないように貼り付けておきます↓

本の花 料理も、小説も、写真も (角川文庫)

本の花 料理も、小説も、写真も (角川文庫)

  • 作者:平松 洋子
  • 発売日: 2020/02/21
  • メディア: 文庫
 
忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)

忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)

  • 作者:平松 洋子
  • 発売日: 2012/02/10
  • メディア: 文庫
 
あじフライを有楽町で (文春文庫)

あじフライを有楽町で (文春文庫)

  • 作者:平松 洋子
  • 発売日: 2020/01/01
  • メディア: Kindle版
 
 

平松洋子の御著書もですが、番組中に出てきた本の一冊も存じ上げなかった私。

初回からとても興味深く視聴いたしました。

 

「100分de名著」も好きな番組で、他人様が紹介された本は全部読んでみたくなってしまいます。

 

 

※以上全て敬称略 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございます🍀 

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