「ロング・シーズン長く遠い殺人」とは
「ロング・シーズン長く遠い殺人」とは、2023年4月に中国の騰訊視頻(テンセントビデオ)で配信されたクライムサスペンス。
「バッド・キッズ 隠秘之罪」の監督、辛爽(シン・シュアン)監督作品で本国中国では圧倒的高評価を得た超人気ドラマだそうです。
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主演のおひとりは怪優、秦昊(チン・ハオ)またまた特殊メイクと体重操作?で別人と化しています。
原題は「漫長的季節」で、原作・脚本于小千(ユー・シアオチェン)とありましたが、原作本は探し当てられませんでした。
キャスティング・ディレクターは「バッド・キッズ 隠秘之罪」「バーニング・アイス無証之罪」に俳優としてもご出演されていた、李俊霆(リー・ジュンティン)
友情出演に、朝陽のお母さん役だった劉琳(リウ・リン)と史彭元(シー・ポンユェン)のお名前も見つけました。
音楽は丁可(ディン・コー)
「ロング・シーズン長く遠い殺人」は「バッド・キッズ 隠秘之罪」と同じくWOWOWプライムで2023年11月1日(水)から放送開始、第10話は1月10日(水)にオンエアされました。
「ロング・シーズン長く遠い殺人」第10話ネタバレあらすじ
オープニング曲丁可「Together we venture into the vast sea」
維多利亞クラブ
盧(彭梓桁)は1本の電話を受けます。その様子を見つめる殷紅(王藝荻)。
電話の主は沈墨(李庚希)で盧を呼び出したのでした。
気を良くしてホイホイ出かけ、車で沈墨を拾う盧とその後ろをついて行くバイクの傳衛軍(蔣奇明)。
皇朝ビデオ館に盧を誘い込む沈墨。中には王陽(劉奕鉄)が潜み、表では傳衛軍が盧の車のタイヤに穴をあけています。いよいよ反撃開始━
盧は慰謝料を渡すから水に流してくれと言い始めます。
盧の車から手形を取り出し換金に向かう王陽と傳衛軍でしたが、期日以降にしか現金を出せないと言われます。
一方、ビデオ館に残った沈墨はアンプルを注射器に仕込み、盧にこう言います。
「人と動物 何が違うと思う?
人間は━
自分のしたことに代償を払う」
盧は息絶えました。
「殺したのは私
2人は関係ない」
と言う沈墨に、金を受け取って逃げれば済むのに、と王陽が言います。
「まだ私と一緒に逃げようと思ってくれる?」
「どこに行く?」
傳衛軍が盧の車に火をつけます。
「見知らぬ土地に行って
生き直すの」
樺鋼の工場
傳衛軍と防護服を着た王陽が遺体が入っていると思しき袋を引きずっていきます。
炉に袋を投げ込む王陽。
立ち去ろうとしたとき、作業員に声をかけられ王陽が振り返ると、何故かその男は怯えたように逃げ去っていきました。
沈墨は傳衛軍と樺林を出て身を隠すと言います。そして恐ろしいこの一夜を夢だと思うといいと王陽に言います。
荷物をまとめている沈墨。そこへ殷紅が来ます。
借りた服とハンカチを返しに来たと殷紅は言い、沈墨に
「盧さんと香港へ行くんでしょ?」
と言います。
殷紅は、沈墨が大金をもらって気持ちが変わったと思い、いくらもらったのかと尋ねます。
盧から奪った80万の手形を見せる沈墨に、それだけもらったならお礼をしろ、彼氏にばれてもいいのか、と笑う殷紅。
「あげる
持っていけばいい
望みどおり 私になれる」
沈墨の差し出した手形をサッとその手から抜き取った殷紅は、沈墨に背を向けたとたん、後ろから殴られます。倒れた殷紅をシャベルで打ち続ける沈墨。
傳衛軍がビデオ館に戻ってきます。
「殷紅は死んだ
私になったの
死ねば運命に囚われない
王陽には黙ってて
幸せに生きてほしいから」
ビデオ館のトイレ。
自分の手に向かって勢いよくシャベルを振り下ろす沈墨。
ビデオ館屋上の空のプールを見下ろす傳衛軍。そこにはいくつかのビニール袋が並んでいました。
エンディング曲「美しき青きドナウ」
「ロング・シーズン長く遠い殺人」第10話感想
今回はなんとわずか40分!
せっかく話が動き始めたというのに、そして、残すところあと2回(今回を含めれば3回ですが)だというのに、前回の放送が12月27日で、2週間待ってそりゃないよーという文句がまず出ました。
が。
前回私が思った通りの展開、最後は綺麗に1998年の事件発覚場面へ繋がっていきましたので、短かったけど、達成感はありました。
やっと2016年の事件に向かえますね。
長かった。
さて、今後の展開ですが、殷紅に成り代わった沈墨が舞い戻ってきたのはナゼか?
たぶん、2016年の沈夫妻殺害は沈墨の仕業でしょう。
ですが、私としては一番沈墨が腹を立てていて復讐したい相手は沈棟梁だと思うのですが、最初に手にかけたのが盧って……という感じでした。そして、殷紅として生きてきたのに、18年も経ってからの復讐?ナゼに?WHY?
今後もキニなって仕方ありません。
あと王陽の無駄死に感。
※以上全て敬称略
最後までお読み戴き
ありがとうございました🍀
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