- 「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」とは
- 「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」あらすじとキャスト
- 「アストリッドとラファエル4 文書係の事件録」第1話ネタバレあらすじ
- 「アストリッドとラファエル4 文書係の事件録」第1話感想
「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」とは
「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」は、フランスで放送中のクライムミステリードラマ。
フランスでは2019年にパイロット版が放送され、2023年、第4シーズンまで放送されました。
2022年7月に第1シーズンの吹き替え版がNHK総合で放送開始。
そして2024年1月14日（日）から第4シーズンが放送開始予定です↓
第4シーズンの予告動画（仏語）↓
そして、フランスではシーズン5も撮影中（2023年10月時点）
サラ・モーテンセンがビデオの中で語っています↓
https://www.mystery.co.jp/column/nlp741k476kknzn3.html#video
「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」あらすじとキャスト
音声配信もあります↓（約９分）
「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」は1話から2話で一つの事件を解決するスタイルで話が進みますが、主人公2人の友情が育まれていく様子も見どころ。
アストリッド・ニールセンはパリ犯罪資料局の文書係。
自閉スペクトラム症ですが犯罪学に秀でており、ある日資料請求に訪れたパリ警視庁のラファエル・コスト警視に、請求されたもの以外にも資料を渡したことからその能力に気づいたラファエルから捜査協力を依頼されます。
ラファエルは熱血刑事。
仕事熱心なあまり規則違反をしたり、おおらかさは時にがさつさとして荒い口調にも表れますが、アストリッドに対して真摯に向き合っていきます。
緻密だけれど、人の気持ちを察したり空気を読むことのできないアストリッドと、がさつだけれど、人の気持ちを思いやる行動をとるラファエル━
アストリッドにとって、予定外のことに対応するのは非常に困難で疲労すること、たびたびアクシデントが起こりますが、そのたびラファエルのおおらかさに助けられ、二人は名コンビとなってゆきます。
アストリッド役はSara Mortensen（サラ・モーテンセン）
ラファエル役Lola Dewaere（ローラ・ドヴェール）
「アストリッドとラファエル4 文書係の事件録」第1話ネタバレあらすじ
ド・クレシー館に展示されているドラゴンの眼が盗まれるところから物語は始まります。
ラファエル（ローラ・ドヴェール）は髪型を変え引っ越すことになり、アストリッド（サラ・モーテンセン）は少しご不満。
シーズン3で自分の銃を使われたことに責任を感じたアルチュール（メレディン・ヤクビ）は無給休暇を申請したと苛立ちを隠せない二コラ・ペラン警部（ブノワ・ミシェル）
事件現場ではフルニエ（ウスキ・キアル）が先に検視をしていました。
無くなったドラゴンの眼の展示台の側に倒れている被害者はセキュリティ責任者トマ・マルス。
そして1つ多い展示数の腕時計にアストリッドが気づきます。
腕時計は電磁パルス発生装置でした。これによってシステムをダウンさせたため、独立した電源を持つ複数の防犯カメラが全て停止した━
アストリッドにより犯罪資料に被害者マルスの名が発見されます。
昨年3月9日に起きた美術展の窃盗未遂で、盗品が戻り被害届が出されなかったことから事件化されませんでしたが、その被害者が今回盗まれたドラゴンの眼の所有者、サウド・カーンであることがわかります。カーンは自分の美術品を盗んだマルスの腕を買って今回ドラゴンの眼のセキュリティ責任者に抜擢したのでした。
二コラがラファエル、アストリッドと共に再び現場に行くと、規制テープが破られ、侵入者がいました。彼女はノラ・モンスール（ソフィア・ヤムナ）と名乗り保険調査員だと言います。ダイヤの所有者カーンの加入した保険会社で、保険金を支払う前に調査に来たとのこと。
防犯カメラの映像がループ動画であることにアストリッドが気づきます。続き、ノラが外部からの操作が可能であることや、よくあるシステムの脆弱性をなぜ見逃したのかと言い、ラファエルが技術者を呼ぶために意図的に引き起こされた？と口にします。
場面は変わり、フルニエの解剖風景。
- provided courtesy of iTunes
フルニエは被害者の食道からドラゴンの眼のようなものを取り出しますが、その瞬間襲われ、ダイヤは奪われます。フルニエを襲ったのは右手の指が2本欠損した男性だとフルニエ自身が証言。
- provided courtesy of iTunes
防犯カメラのループ映像に映っていたのは、多くの美術館を顧客に持つ一流のセキュリティー会社、ウィルコックス社の技術者。
ラファエルがウィルコックス社を訪ねると、ノラが警察の腕章をつけて先に聞き込みをしていました。ノラによると、ド・クレシーの電話はウィルコックス社にはつながらず、操作されて別の電話に回されたと言います。
「令状なしで？イカレてる」
ラファエルにそういわれても悪びれもせず、転送先のIPアドレスもあるけど、令状が出るまで待ちます？と挑戦的ですらあるノラ。
一方パリ警視庁ではフルニエの証言からガルニエ・フランソワという人物を特定。
ガルニエ・フランソワは4年前の美術品窃盗事件に関係し、電磁パルスでセキュリティーの妨害をしていました。そこへ、宝石の売買情報が入り、ヴァンドーム広場へ向かう一行。
「トマの指示で来た」
という人物が取り出したのはドラゴンの眼。銃を向けて取り押さえるラファエル達。
トマ・マルスに雇われたというその人物、ガルニエ・フランソワは、トマの死をニュースで知り何とかしようと法医学研究所に忍び込んだと言います。ところがダイヤは偽物だったのです。
フランソワによると、技術者に扮した彼が電磁パルス発生装置を仕掛けるところまでは順調で、あとはトマ・マルスがダイヤを飲み込むだけのはずだった、そして、計画を立てたのはマルスの依頼者だった、と。
ラファエルは依頼者はダイヤの持ち主であるカーンではと睨み、アストリッドはカーンは偽ダイヤを展示場へ送ってきたのではと推理しますが、ダイヤは到着時に保険会社が鑑定していて本物だったとラファエルが言います。がっかりするアストリッド。そこへ、ラファエルに引っ越し会社から電話が入ります。なんと、今日から新居だというのに家具がない、そして月曜だというのにアストリッドとの食事会ができない━そこでアストリッドはラファエルを自宅に招きます。
ところがラファエルは二コラのことで眠れないと、アストリッドの寝室へ。ひととおり話した後は、テツオ（齊藤研吾）とはどう？とアストリッドに尋ね、
「これぞパジャマ・パーティー」
と微笑むラファエル。
翌朝ラファエルが出勤するとノラがいました。二コラが呼んだといい、ノラは
「半年前から休職中の司法警察員です」
と、マルスが去年の窃盗事件を起こす前のカーンとの接点を探っていると言います。
そして、ドラゴンの眼のレプリカ制作をパリにある会社がオランダに発注していたことが判明、向かうラファエルと二コラ。途中、ラファエルは二コラに
「昨晩はどうだった？」
と聞かれ、今までで最高のお泊り会だったとアストリッドの家に泊まったことを報告します。
一方、
「あれは真の試練でした」
とテツオに話すアストリッド。
アストリッドを見守るように話を聞くテツオ。
アストリッドは事件について何かにピンときたのにそれが何かわからない、ヒントを探していると言います。テツオが、何時ピンときたのかを訪ねると、鍵がダイヤにあることに気づいたアストリッドはテツオに精一杯の愛情表現をします。
ドラゴンの眼のレプリカを発注した会社の住所付近に到着したラファエルと二コラ。
そこへノラからの着信があり、トマ・マルスは２年前に今回のダイヤ盗難の依頼者らしき人物と連絡をとっていた、その人物とはロマン・ド・クレシーだと言います。
その電話中、２人の目の前にド・クレシーが現れます。ド・クレシーを追う２人。
行きついたところでは、カピロテ（カトリック教徒が用いる円錐形に尖った帽子）を被った集団が
「王様 万歳」
と叫んでいました。
ド・クレシーは17世紀の預言者スフラン神父の、フランス王の後継者が終末論の”終わりの時”に出現するという説を信じていること、ドラゴンの眼の窃盗に関与し、マルスを殺したとバシェール警視正（ジャン・ルイ・ギャルソン）に報告するラファエル。
そこへアストリッドが現れ、新情報を伝えます。
フランス革命の3年前のダイヤの型が入った箱をとりだし、
「ルイ16世が所有した”王の心臓”は
革命で盗まれ 今まで見つかっていません
残っているのはこの型のみです」
その型にアストリッドがドラゴンの眼のレプリカを当てはめるとぴったりはまりました。
”王が心臓を取り戻す”という預言はダイヤのことだったんだという二コラ。
そしてアストリッドはダイヤの盗難は今始まると言います。
本物はトマ・マルス殺害の凶器に隠されて、裁判所の証拠物件保管庫にある━
裁判所でダイヤを盗んだ直後のド・クレシーを逮捕。逮捕後も
「偉大な君主の出現は近い」
というド・クレシー。
ラファエルはノラに、欠員が出た、よければ上と話すので警察に戻らないかと声を掛けます。
その欠員、アルチュールは法学部に戻りたくてリヨンの大学を受けた、前からの望みだと妹のエマ（Victoire Christine）は二コラに答えます。
エマと別れのキスを交わす二コラ、それをみてしまったラファエルはバーで酒をあおっています。二コラを忘れようと、バーテンダーと一夜を過ごしたラファエルの元をタイミング悪しく二コラが訪ねてきて━
「アストリッドとラファエル4 文書係の事件録」第1話感想
「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」を知ったのはいつだったか、すぐにハマり、あっという間のシーズン4です。
シーズン3からアストリッドとラファエル、それぞれの恋愛模様が色濃く描かれ始め、恋愛ドラマには興味のない私はひょっとするとシラケるかな、とも思いましたが、謎解きのネタ（＝動機）が相変わらず私の予想を超えるので今回も楽しく視聴できました。
ラファエルの恋愛事情には特に興味は持てないのですが、毎回懲りないというか、運が悪いというか、いい人なのにね、という感じ。
アストリッドは少しずつ変化していますが、友情も恋愛も観ていてハラハラ、心臓によろしくない。
しかし、テツオがすごくできた人物で、すごいなあと尊敬。このテツオを演じていらっしゃるのは齊藤研吾。フランス在住の日本の方でシタールなどのミュージシャンだそうです。
アルチュールがまさかの休職、入れ替わりに現れた女性ノラが二コラを気にかけていて、シーズン４は恋愛色が強まるのかなと、ちょっと不安？ですが、がんばって？？謎解きに集中しようと思った第1回の感想です。
※以上全て敬称略
最後までお読み戴き、
ありがとうございました🍀
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