当ブログにお運び戴き有難う存じます✨
バッドキッズを観ていてキニなったことがいくつかございまして。
これを書かずにいられない~と言うワケで、よろしくお願い致します。
【追記】バッドキッズ原作本感想
中国ドラマ「バッド・キッズ 隠秘之罪」の原作紫金陳(ズ・ジンチェン)『坏小孩』稲村文吾による日本語版『悪童たち』読了、ドラマとの違いなど、感想を書きました↓ネタバレしておりますが、よろしかったらどうぞ♪
「バッド・キッズ 隠秘之罪」とは
「バッド・キッズ 隠秘之罪」とは、中国の動画配信サイトiQIYI(愛奇芸)で2020年6月に配信開始されたサスペンスドラマ。
日本では2021年1月22日からWOWOWで放送と配信がスタート↓
WOWOWプライムでの放送は終了しましたが、WOWOWオンデマンドで全話配信中↓
また、2021年3月から放送が始まったWOWOW4Kでも放送中です。(※放送は終了しました)
中国のミステリー作家紫金陳(ズ・ジンチェン)の小説『坏小孩』(直訳すると”悪い子”)をドラマ化した作品とありますが、日本でもよくあるように、原作とドラマとではキャラクター設定など違う部分もあるのだそう。
「バッド・キッズ 隠秘之罪」あらすじについてはこちら↓ネタバレ注意です。
「バッド・キッズ 隠秘之罪」が描かれた年代
「バッド・キッズ 隠秘之罪」の第1話、第2話を観た後、「バーニング・アイス 無証之罪」を一気観した私。
自然と両作品を比べてしまったのですが、先ず気づいた大きな違いは携帯電話でした。
バーニングアイス~では登場人物のほとんどは大画面のスマートフォンを使用していたのに、バッドキッズ~では古いタイプのNOKIA
「ミディアム霊能者アリソン・デュボア」↓をご覧になっていた方には懐かしい、あの着信音を聴くことが出来ます♪
Nokia Tuneとも呼ばれたとか。
原曲はフランシスコ・タレガ↓
バーニングアイス~の舞台は中国の北の端、対してバッドキッズは南の端のようなので(いずれも架空の都市ですが)、中国のことをよく知らない私は、始め、北と南では文化水準が違うのかな?と思ってしまいました(笑)
しかしその後、バッドキッズに関してインターネットで検索して色々な記事を拝見したところによると、どうもバッドキッズ~は2005年の話らしく、バーニングアイス~とは10年くらい開きがあるようで。
それで電話機が古いのねと納得。
ところが、私、ここでまたキニなったことが……。
ドラマバッドキッズ~を観ていても、どこにも2005年という表記が出てこないのデス。老眼だし、年寄りだし、見落としたり、記憶できていないだけ?
最終回の本編終了後に、2006年と2012年に中国の未成年者保護法が改正されたというようなテロップが出るのみ。
どこで2005年ってわかるンだろう?
ちなみに、バッドキッズ~の主人公少年お二人↓の御生年が2005年、2006年だそうでw
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「バッド・キッズ 隠秘之罪」第7話「日記」の謎
第7話「日記」の回もナゾでした。
こちらの記事↓にも書きましたが、
主人公朱朝陽(ジュー・チャオヤン)は、この回中盤あたりで日記を書きます。
”8月15日 晴れ
新しい目標ができた
18歳になったら
父さんと珠江を渡る
厳良の頼みで
データをコピーした
何もかも終わったら
張東昇を告発するそうだ”
そう書き記す、時間にして1分もないこのシーン。
賢く用心深い朝陽が、ナゼそんな証拠になるようなことを書き残す?
第1話にその賢さと用心深さがどのくらいかというのがうかがい知れるシーンがあります。
一人留守を守る朝暘の元に、厳良(イェン・リャン)が普普(プープー)を連れて訪ねてきた場面。
行く当てのない厳良は、普普だけでも泊めてほしいと頼みます。若干の逡巡があれど、厳良と普普を家に泊めることにした朝暘。
翌朝、朝陽は3人分の朝食を買いに出ることにします。
出かける前、朝陽は2人がまだ起きてこないのを確かめると母の部屋へ行き、貴重品が入っていると思しき母のがま口をとりだすと、タンスの中のコートのポケットに入れます。そして、タンスの扉を一旦閉めるのですが、その後、母のブラシから長い髪の毛を一本手にとります。そしてそれをタンスが開けられたらわかるように、タンスの扉に挟んだという━
これを観ていたので、なんで日記に残す?と。
何かの伏線?てなことを先ほど挙げた記事の中に書いたのですが、原作本を読んだ方の感想に謎解きのカギがありました↓
https://twitter.com/nazekini/status/1372073763584364547
原作の朝陽はかなりのバッドキッズのようで、原作読みたい熱MAX
原作本の日本語版は、早川書房から出版予定らしいですが、早く出して、ハヤカワさん!
中国で現在大ヒット中のサスペンスドラマ『隐秘的角落』(隠秘的角落/The Bad Kids)の原作ミステリ、紫金陳『坏小孩』(壊小孩)は早川書房より邦訳刊行予定です!
— 早川書房公式 (@Hayakawashobo) 2020年7月15日
【追記】 バッドキッズ原作本発売
ドラマ「バッド・キッズ 隠秘之罪」の原作にあたる紫金陳(ズ・ジンチェン)の小説『坏小孩』の日本語版が、2021年7月14日に発売
タイトルは『悪童たち』
即購入、感想も書きました↓
ドラマの方ですが、「日記」の回でも先述したワンシーンのみで終わり、その後日記は前面?に出てきませんでしたし、最後まで日記の真意や意味は解りませんでした。
第一、ドラマ第2話「警告」の中で朝陽は
”楽しい夏休みが始まった”
とすでに日記を書いているので、第7話のタイトルが「日記」でなければ、特にキニするような場面でもないんですよね~。
単に習慣か、夏休みの宿題か、くらいのもンで。
【追記】
原作本の感想記事のタイトルにも入れましたが、日記の秘密がスッキリわかるのは原作本でのみ、です。
朱朝暘の嘘
もう一点キニなったのは、主人公朱朝陽が、時々吐かなくてもいい嘘を吐いていたこと。
普段から小さい嘘を吐いているから、嘘のつき方には慣れている、大きな嘘も平気だよ、という伏線なのでしょうか。
例えば第1話で六峰山へ行く日の朝、朝陽は、早起きした普普が玄関横で、朝陽の靴の汚れを消しゴムで消そうとしているところを部屋のドア越しに見ます。
ところが、次に目覚めた厳良に
「普普は?」
と聞かれて
「知らない」
と即答。
え?なんで?もう起きてるみたいだよとか言えばいいじゃん?嘘つく必要がどこにある?
朝陽はちょこちょこ嘘を吐きますが、始めの方は割とかわいい、子供がよくやるタイプの嘘なんですね。
母親からかかってきた電話に出て
「遅かったわね、どこ行ってたの?」
と聞かれて、ホントは山に遊びに行ってたのに、
「書店で本を探してたんだ」
とかいうような。
それが、物語が進むにしたがってその嘘がより芝居がかったものとなっていき、ついには、親友厳良に
「なぜ嘘をついた
ぶちまけろ」
と言われてしまいます。
かく言う厳良だって嘘は吐いていました(笑)
とーちゃんに会わせてやるから勉強するんだぞ、施設に戻れよ、できすか?と言われた時に、めっちゃ元気よく(調子よくw)「できる!」と答えますが、お父さんに会わせてもらった後はあっさり逃げます(笑)
末っ子?普普は嘘は言わないのですが、ちゃっかり芝居をします。
しかしそれは、彼女が狡いからではなく、チームワークのための芝居、普普はバッドキッズの良心的存在です。
最後に、朝暘は厳良に頼まれてデータをコピーしたなんて日記に書いていますが、実際はコピーしていません。空のままコピーしたように見せかけて厳良に渡したのも謎です。
画像引用元http://www.peoplechina.com.cn/whgg/202007/t20200708_800213333.html
最後までお読み戴き
ありがとうございます🍀
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