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録画予約作業をしていた折、番組表からテレビ画面に戻したら見覚えのあるお顔が。
「あ」
とっさのことで名前が出ない~BGMはこちら↓
その人の名は、ソン・ガンホ。
第92回アカデミー賞受賞で世間を賑わせた「パラサイト 半地下の家族」主演俳優さんでした。
ソン・ガンホについてはこちらにも↓
BSプレミアムのBSシネマでやっていた「タクシー運転手~約束は海を越えて~」のワンシーンでのソン・ガンホのアップだったのですが、そのまま見入ってしまい、終盤20分だけなのに観たら泣けたので記事にいたします。
「タクシー運転手~約束は海を越えて~」とは
「タクシー運転手~約束は海を越えて~」は、2017年に韓国で公開された映画作品。
ソン・ガンホの満面の笑みが「100%いい映画」って感じ(なのか?)
引き込まれるように観続けたのにはもう一つ理由があって、タクシー運転手軍団(軍団?)の中に、ユ・ヘジンを発見したから。ユ・ヘジンについては後ほど。
私は全くこの作品のことを知らなかったのですが、1980年に起こった光州事件に基づく実話を映画化した作品だそうです。
公式サイトがまだありました↓
予告動画↓
2017年韓国No.1大ヒット!『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』 本予告
そんな「タクシー運転手」の幕開けは、日本でもお馴染みの歌手、チョー・ヨンピルの歌で軽快に始まります↓
私見ですが、韓国映画ってどーしてこう、小ニクイ曲を冒頭にもってくるんだろー!いきなりハートを鷲掴みされますやん。
曲の威力は大きい。
「タクシー運転手~約束は海を越えて~」あらすじとキャスト
タイトル通り「タクシー運転手」の”マンソン”(ソン・ガンホ)は11歳の娘を抱えたシングルファーザー。
ある日、滞納してしまった家賃10万ウォンを、大家で娘の喧嘩友達の父(コ・チャンソク。「夜景日誌」の太っちょ政丞役等)借金しようとしていたら←大家に家賃の借金てww別のタクシー運転手が、通行禁止時間までに光州へ行けば10万ウォン払ってくれる外国人客の話をしているのを耳にして、そのまま客を横取りしてしまいます。
その外国人客は”ピーター”(トーマス・クレッチマン。「戦場のピアニスト」ホーゼンフェルト陸軍大尉役等)
事情を知っているはずの運転手が片言なのを不審に思いながらも、促されるまま乗車します。
そのすぐあと、ホンモノの依頼したタクシーが現れて、案内人の”イ記者”(チョン・ジニョン。「トンイ」トンイの父の親友ソ・ヨンギ役等)は唖然。
事情を知らないマンソンは、上機嫌で光州に向かいますが、光州に到着すると通行止めになっており、そこには軍隊が。
物々しい雰囲気に、ソウルに戻ろうとしますが、「光州に行かないなら料金も支払わない」とピーターに言われ、しぶしぶ通行止めを回避して光州入りを果たします。
光州入りを果たしたものの、商店街はシャッターが閉まり、人気もなく、「民主主義を死守せよ」 「戒厳令を解除せよ」などと書いた横断幕にただならぬ雰囲気を察するマンソクのタクシーを、数人の学生を荷台に乗せたトラックが追い越します。
ピーターは学生たちにインタビューを始め、マンソクはどさくさに紛れて逃げ帰ろうとします。
ところが途中で乗せたおばあさんを送り届けた先の病院でピーターに見つかってしまい、結局光州で一晩明かすことに━
映画始まってすぐ、マンソクのタクシーはデモの学生にぶつかられ、こわれたミラーを直しに訪れる修理工場の社長(と言っても自ら修理)役にチョン・ソギョンが特別出演。
チョン・ソギョンは「キム課長とソ理事」のTQグループ財務管理部長役で出ていました。他にもいろんなドラマでちょくちょくお見掛けする俳優さんです。
光州のタクシー運転手で、ピーターとマンソクが一晩の宿を借りる相手”ファン・テスル”役に、先述した「LUCK-KEY」のユ・ヘジン↓
この方の笑顔は素晴らしいです✨クライマックスでみせる笑顔が否応なく涙を誘う。
そのクライマックスシーンまで執拗にピーターとマンソクを追う軍側の人役(役名がわかりません💦)を、SUITS韓国版でチェ・グンソク役(SUITS日本版でいうところの、小手伸也が御演じになった役どころ)を演じられたチェ・グィファ、こわかったとです。
ピーターとマンソクの通訳を頼まれた学生”ジェシク”役にリュ・ジュンヨル
ジェシクの存在は実に象徴的、というのも、彼は
「学生運動をするために大学に入ったのか?」
との問いに、大学歌謡祭に出たいがためだけに大学に入ったと打ち明けます。そんな夢多き平凡な学生までもが巻き込まれたことを描くことで、より観衆に訴えかけてきます。
「タクシー運転手~約束は海を越えて~」感想
はじめほのぼの、中パッパ、赤子泣いても止められない
というのが率直な感想。我が家に赤子は居ませんがw
チョー・ヨンピルの「おかっぱ頭」でコミカルなムードで始まり、初めの内はオサーンのボヤキみたいな流れ、しかしそこで油断しているとあれよあれよと話が進み、クライマックスのカーアクションシーンでは、激ムネアツ。
繰り返しますが、ここでのユ・ヘジンがみせる笑顔に号泣必至ですよ、お客さん。
ユ・ヘジンはじめ、光州のタクシー運転手の皆さん方がかっこよすぎ。
この部分も実話なのだとしたら、ホンモノのヒーローです。
同時に、同じ国に生きる人達のハズなのに……と”軍”に対して思うことははっきり書かずともおわかりいただけたであろうか(ん?)
光州事件、事件の名前や、金大中、全斗換の名前は知っていてもどういうことになっていたかを全く知らなかったので、こんなことが1980年という、50代の私にとってはつい最近の、お隣の国で起こっていたなんてと色々考えさせられました。
現在、全世界コロナショックの最中、暴動騒ぎが起きているのを知ってこれまた色々思うところありな私でしたが、この「タクシー運転手~約束は海を越えて~」を一人でも多くの方々にご覧いただきたいと心の底から思います。
や、宣伝費はいただいておりませんがw
冒頭に書きました通り、私がBSプレミアムにチャンネルを合わせた頃には映画終盤20分を残すところという(笑)↓ご参考までにこちらで放送されました。
なのに、ものすごく引き込まれたので、すぐにamazonプライムビデオにないかなあと探したのでした。
字幕版、吹替版両方あります。
↓ ↓ ↓
プライム会員は追加料金不要で視聴可能です(2021年5月現在)
とにかく、こんなすごい作品を知らなかったなんて!というのが先に立ち、それでもこうして存在を知ることが出来て有難や~しかもアマプラにあって有難や~
感謝の心を忘れずに生活したいです。
願望?実践しろよ✋
※以上全て敬称略
最後までお読みいただき、
ありがとうございます🍀
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