【2018年7月2日公開2020年8月加筆修正】
昭和の頃のマンガ少女、「ナゼキニ」ブログ筆者の猫目宝石@nazekiniと申します。
当ブログにお運びいただき、ありがとうございます✨
サリンジャー(敬称略)の作品に『バナナフィッシュに最適な日』というものがあることを知ったのは、このマンガがきっかけでした↓
今回は、漫画『BANANA FISH』にまつわるエトセトラです。
よろしくお願いいたします。
『バナナフィッシュに最適な日』
私がサリンジャー作品を知ったのは、定番中の定番『ライ麦畑でつかまえて』でした↓
拝読した時にはそれなりに思うところがあった作品ですが、今では内容も思ったことも、何一つ思い出せません、ちーん!
そんな私ですが、本を読むのが大好きでしたので、漫画『BANANA FISH』の中にサリンジャーの小説の話が出たことも、”バナナフィッシュ”が”会うと死にたくなる魚”として出てきた(『BANANA FISH』文庫版第1巻107ページ)ことも、ワクワクさせられました。
そこで本屋へルンルン向い、購入したのがサリンジャー『ナイン・ストーリーズ』↓
例のバナナフィッシュはどの話だろうとページをめくって探しましたっけ。そして、
”バナナフィッシュに最適の日”
というのを見つけ、すぐに買って帰って読みました。
読みました、が、覚えておりません。
そんななので、この記事を書くにあたって”バナナフィッシュに最適の日”で検索かけたら、出てくるのは”バナナフィッシュにうってつけの日”ばかりで、ああ、もはやタイトルですら覚えていないのかと愕然としました。
しかし、よくよく調べてみたら(インターネット上で、ですが)訳者が違うということがわかり。
私が拝読したのは、中川敏(敬称略)が訳された作品のようです↓
ああよかった、タイトル合っててw
ちなみに、『バナナフィッシュにうってつけの日』は野崎孝(敬称略)訳。
他に『バナナフィッシュ日和』柴田元幸(敬称略)の訳があります。
ちなみにその二、『ライ麦畑でつかまえて』も今では原題そのまま『キャッチャー・イン・ザ・ライ』がポピュラーなようです。
それについてこちらの記事でチラッと↓
『BANANA FISH』まさかのアニメ化
サリンジャーのバナナフィッシュを知るきっかけとなった漫画『BANANA FISH』は、吉田秋生(敬称略)による作品。
小学館から発行されている少女漫画雑誌『別冊少女コミック』(現ベツコミ)誌上に、1985年=昭和60年から1994年=平成6年にわたって連載されました。
単行本全19巻↓バナナ色?ペーパーバックを意識したような、黄色地にローマ字の表紙が、当時としては斬新でオシャレな感じでした。
昭和の漫画少女だった私も、別コミ連載開始当初から拝見しておりまして、この黄色い本を買い集めたものです。
『BANANA FISH』作者である、吉田秋生(敬称略)作品といえば、『海街diary』『櫻の園』『ラヴァーズ・キス』と、実写化されたものが多く。
「海街diary」はアマプラ(amazonプライムビデオ)で配信中↓プライム特典(amazonプライム会員は追加料金不要で視聴可能)
『BANANA FISH』も映像化されるなら実写だとなんとなく思い込んでいた私。
実際当時のファンの間でも実写化するなら妄想でかなり盛り上がっていました。
そんな少女時代の思い出深い『BANANA FISH』が 、連載終了から二十数年経ってからのアニメ化のニュースですから「まさか?!」と目を疑いました。
何でも、吉田秋生(漫画家デビュー)40周年記念プロジェクトだそうです。
あとは、私推理するに、『BANANA FISH』ファンでテレビの世界にご就職された方が、会社で出世されて夢を果たした、そんなニオイもします←勘ぐりすぎw
『BANANA FISH』作者 吉田秋生(敬称略)
実写化が多い吉田秋生作品ですが、代表作と言えば外せないのが『カリフォルニア物語』
『カリフォルニア物語』は『BANANA FISH』と同じ別コミ誌上で、1978年=昭和53年から1981年=昭和56年にわたって連載されていた作品。
この作品で吉田秋生がブレイクしたと言える、大人気作品ですが、こちらは実写もアニメもなく。2008年に舞台化はされたみたいです。
そんな『カリフォルニア物語』、実はまだ拝見したことがなく(自称吉田秋生ファンなのにw)
私が初めて拝見した吉田秋生作品は、『カリフォルニア物語』連載直前の1977年=昭和52年の別コミ12月号に掲載されていた『楽園のこちらがわ』
進学校でついて行けなくなり、ノイローゼ気味になってしまった主人公の男子高校生が、転校先の”三流”高校で出会った人たちとの交流を通じて━
というようなストーリーで、太陽が黄色いから人を殺した話としてカミュの『異邦人』がでてきたり、当時小学生だった私には、なんだか不思議な、それでいて生々しいような、とにかく強烈な印象を与えられましたねえ。
『楽園のこちらがわ』についてはこちら↓
その後『十三夜荘奇談』『河よりも長くゆるやかに』等々の吉田秋生作品を拝見していると、実写化されているものが多いのも、すっごく納得がいっちゃうんです。
漫画で昭和のゴールデンタイムによくあった、ヒューマンドラマをみているような感覚━そんな吉田秋生作品。
そう思うと『BANANA FISH』は吉田秋生作品としては意外だったかも。
『吉祥天女』でもハードボイルドの匂いは感じてはおりましたが、『BANANA FISH』ストーリーは、
ベトナム戦争から始まって、不良少年グループの抗争、マフィア、華僑、ニューヨーク市警、「バナナフィッシュ」は一体何なのか?追う!追われる!殴る!蹴る!撃つ!走る!
胸に刺さるようなキツいエピソードもあり、美少年が頻繁に出てこなければ、これが少女漫画?って思っちゃうくらいアクション目白押しの世界。
アクション映画を観てるが如く、
「次は?次は?」
とハラハラドキドキが止まらない、ジェットコースターマンガ
アニメ『BANANA FISH』は、いよいよ7月5日からフジテレビ”ノイタミナ”にて毎週木曜24:55から放送開始(※放送は終了しました)
Amazonプライム・ビデオ でも配信開始だそうです。
※2020年8月現在全話配信中。プライム特典(Amazonプライム会員は追加料金不要)
そんなワタクシは今『YASHAー夜叉』をみているという…。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
※以上全て敬称略
最後までお読みいただき、
ありがとうございます♪
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