【2021年3月3日公開2025年10月加筆修正】
ナゼキニエンタメ!をご覧戴き有難う存じます。
自称映画好き、筆者の小幡リアン@nazekiniと申します。
先日、WOWOWオンデマンドでタイ映画「バッド・ジーニアス」を観てみたら、予想をはるかに上回る面白さだったので、感想を書きます。
よろしくお願い致します。
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」とは
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」とは、2017年にタイで公開された映画作品。日本での公開は2018年↓原題?は「ฉลาดเกมส์โกง」(C̄hlād kems̄̒ kong)のようです。
日本では公開当時話題となり、主演俳優さんと監督さんが急遽来日されたりしたのだそう。
またもや全く知らンかったorz
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」あらすじ
小学生の頃からずっと成績はオールA、さらに中学時代は首席と天才的な頭脳を持つ女子高生リン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)。裕福とは言えない父子家庭で育った彼女は、その明晰な頭脳を見込まれ、晴れて進学校に特待奨学生として転入を果たす。
新しい学校で最初に友人となったグレース(イッサヤー・ホースワン)を、リンはテストの最中に“ある方法”で救った。その噂を聞きつけたグレースの彼氏・パット(ティーラドン・スパパンピンヨー)は、リンに“ビジネス”をもちかけるのだった。
それは、より高度な方法でカンニングを行い、答えと引き換えに代金をもらう――というもの。“リン先生”の元には、瞬く間に学生たちが殺到した。
リンが編み出したのは、“ピアノ・レッスン”方式。指の動きを暗号化して多くの生徒を高得点に導いたリンは、クラスメートから賞賛され、報酬も貯まっていく。
しかし、奨学金を得て大学進学を目指す生真面目な苦学生バンク(チャーノン・サンティナトーンクン)はそれをよく思わず…。
そして、ビジネスの集大成として、アメリカの大学に留学するため世界各国で行われる大学統一入試<STIC>を舞台に、最後の、最大のトリックを仕掛けようとするリンたちは、バンクを仲間に引き入れようとするが…。
公式サイトhttps://www.maxam.jp/badgenius/より引用
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」感想
私はこの作品をWOWOWオンデマンドの「ミニシアター応援宣言!」という枠の中に見つけて視聴しました。
とにかく、青春サスペンスと呼ぶにふさわしい!
タイの高校生たちがテストで仕掛ける巧妙な集団カンニング計画を、痛快&スタイリッシュに描き、世界的にヒット。日本の映画ファンからも大きく注目された青春サスペンス。
はじめ、青春サスペンスって、( ̄m ̄〃)ぷぷっ!と思ってしまった私でしたが、いやあもう、まさに「青春」プラス「サスペンス」!
学園ものでこんなに手に汗握るとは思ってもみませんでしたよ!すごいスリルとサスペンス!
主人公の女の子がこれまたお綺麗で、スタイル抜群のアジアンビューティ❤
将来、モデルさんになればいいのに、なるわねきっと、なんて思っていたら、すでにモデルさんでした(笑)
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この方、チュティモン・ジョンジャルーンスックジンは、デビュー作にして初主演、賞までとってしまったというから、見た目だけでなく大物間違いなし。
他の俳優さんたちもそれぞれ魅力的でした♪
公式サイトによると、人気ドラマにご出演されていたり、「バッド・ジーニアス~」ご出演前からそれぞれご活躍されている模様。
(ただ、監督によるとほとんど無名に近いそうです)
まあ、もう、とにかくすごかった!
こんなにすごい作品がミニシアター映画なの?と3回くらいつぶやきましたよ。ハリウッド映画並みのスケール感。
この面白さをどう表現していいものやら。
面白いと言っても、がははと笑う面白さではなく、一瞬たりとも目が離せない、という面白さ。
ノンストップ・アクション・ムービーと言いたくなるくらい。
殴ったりけったりはしませんが(ちょっとだけありますが)
ちなみに、2021年3月5日(金)BS12で放送予定
よる7:00~(※放送は終了しました)
WOWOWオンデマンドでは、2021年4月12日まで配信中です。(※配信は終了しました)
もうひとつ、重箱の隅をつつくような小姑みたいな感想を。
成績優秀者が揃って貧しくて、お勉強できないチームがこぞってセレブっぽいので、
「天才たちがお金に困ってなかったら成り立たないよね~」
と言いながらも、そこは映画だからと純粋に楽しめました。
中国や韓国でSAT試験がカンニング騒動で無効になったという、実際に起こった事件に着想を得た作品だそうです。
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」ネタバレあらすじ
物語は、リンの証言のシーンからスタートします。
リンが高校に入った経緯とグレースとの出会い、そして今度はグレースの証言。成績のよくないグレースは、奨学生のリンに勉強を教えてもらうようになったことを話します。
試験当日、リンは消しゴムに答えを書き込み、グレースに渡します。それを知ったグレースのボーイフレンドパットからカンニングに協力してくれたらお金を払うと持ち掛けられ、親が学費の他に賄賂を学校側に渡す慣例があることも知らされます。
お金が要ると知り、悩みながらピアノを弾いていたリンの表情が変わり、パットの証言のシーンへ。
「認めるよ、リンにお金を払った
でもピアノのレッスン料さ
法律には違反してない」
リンはピアノの指の動きを使ったカンニング方法を思いつき、報酬を得ます。
リンたちは2年生となり、いよいよキーマン、リンと同じ特待生のバンクの証言のシーン。
リンとはライバルだと証言するバンク
バンクの家はクリーニング店。洗濯機が故障しても買い替える余裕もありません。
リンの証言、自分が不正をするならともかく、バンクに限って、というシーンを挟み、
場面は再び学校、カンニングを依頼されますが、バンクは断り、依頼をしてきた生徒のことを校長に話します。
そのことが原因で、リンが答えを教えたことがバレて、リンは奨学金を取り消されてしまいます。
「教師のくせに礼儀を教えなかったのか」
と目の前で父を校長に侮辱され、リンは
「学校で稼いでいるのは私だけじゃない」
と怒りに任せて賄賂の件をぶちまけてしまいます。
留学の応募資格も失ってしまったリンと自動的に応募資格を手にしたバンク
リンの父親は、賄賂ではなく喜んで学校にお金を払っていたと言い、リンは
「友達も同じ」
といいますが、
「勉強を教えようとは思わなかったのか、お金は友達に返せよ」
とリンに言います。
一方、実力で成績がよくなったと思われているパットとグレースは今年中にSTIC=アメリカの大学受験資格を得る世界共通テスト━を受ける羽目に陥り、リンに助けを求めます。
「もう危ない真似はいや」
というリンでしたが、ふとしたことから時差に目をつけ、パットとグレースがタイで試験を受けるよりも前に、いち早く試験の始まるシドニーでリンが受験する計画を2人に提案します。
ただその計画は協力者がいないと━
留学試験の前日、バンクは因縁をつけられ暴漢に襲われます。
結果受験できなかった不運なバンクに、リンはSTIC受験を勧めます。
こうしてバンクも取り込み、大規模カンニングが始まります。
シドニー行き前日、リンはバンクを呼び止めます。
ここで、これまでの証言のシーンは、バレた時のことを想定したリンによる「リハーサル」だったことが観客側にわかりますが、同時にバンクが暴漢に襲われたのは、STICに協力させるためのパットの根回しだったことがわかります。
バンクはパットに殴りかかり、リンも計画から降りると言い━
迎えた試験当日。
何もかも準備万端、あとはシドニーからの連絡を待つばかり。
一方、シドニーの2人は受験中もハプニングに見舞われます。
また、タイでもリンの父親がリンと連絡がつかないことで何かを察知し、パットとグレースを問いただします。
後半は一秒たりとも目が離せない展開、これは是非本編をご覧戴きたいところ。
バンクは捕まり退学、リンも得点は無効。
しかしながら”お客様”には満足いただける”仕事”の結果となりました。
ラスト、バンクから呼び出されたリン。
バンクはリンにカンニング「ビジネス」を持ち掛けます。
勤勉実直だったバンクが、5桁の給料のために4年勉強するより、目の前の何百万と話し、協力する姿勢を見せないリンを最終的には脅します。
最後には親父さんががっかりするだろう、どうするかはリン次第と言うバンク。
「私次第ね」
とスッキリした笑みを浮かべるリン。
エンディング曲
あっという間の2時間10分、これを、時差を使ったカンニングがあったという情報だけで思いついた監督さんか脚本家さんかどちらにせよ、それこそジーニアス!と思いました。
念のため、付け加えますが、劇中のカンニングの手口は作品のために創作されたものだそうです。
つまり、事実は「時差を使ったカンニング」という部分だけですので、騙されないでくださいね♪
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※以上全て敬称略
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