気づけばブログ開設してから二年が経過していた、猫目宝石@nazekiniです。
(当ブログは、2018年6月9日に開設いたしました)
いつもご覧いただいている皆様にはもちろん、初めてお越しくださった方々にも、厚く御礼申し上げます。心より、有難う存じます。
さて、私、最近NHK BSプレミアムで放送されている「BSシネマ」を観ることが続きまして。
先日「女王蜂」を観ていたら、すっかり忘れていた記憶がよみがえってまいりましたので、覚えているうちにブログに書いておきます。
よろしくお願いいたします。
「女王蜂」とは
「女王蜂」と言えば、今時はみなさまこちらでしょう↓
が、しかし、昭和に育った私にとっては、「女王蜂」と言えば映画↓バンドの女王蜂も好いですが♪
映画「女王蜂」は、1978年2月に公開された映画作品で、横溝正史の同名小説を映画化したもの。
横溝正史と言えば、金田一耕助、ということで、こちらも金田一耕助シリーズ。
1976年の「犬神家の一族」、1977年の「悪魔の手毬唄」「獄門島」に続く市川崑監督作品で、「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」「獄門島」にご出演されていた大女優のみなさま━高峰三枝子、岸恵子、司葉子が勢ぞろいでご出演されたゴージャスな作品です。
「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」についてはこちら↓
「女王蜂」キャスト
「女王蜂」も多数映像化されている作品で、映画は二作品ありますが、ここでは前述した1978年版の「女王蜂」について書いてゆきます。
「女王蜂」とは、この物語のヒロイン”大道寺智子”を指した言葉なのですが、呼び名ではなく、大道寺家に届いた脅迫状に書かれた言葉━「彼女は女王蜂である」からきています。
なんで”彼女は女王蜂である”かというと、彼女=大道寺智子に近寄る男性はみなしんじゃうぞ、と言うんですが、はて女王蜂ってそんな蜂?
置いといて。
つまりは、ヒロインに近づく(言い寄る)男性が次々消されてしまう事件のお話(ええ?)
正直、物語としてはワケワカランという感じ、毛糸のトリックと蝙蝠の話だけが印象深い(私だけ?)
で、その”女王蜂”大道寺智子を演じておられたのが、当時新人で大抜擢の中井貴恵↓
中井貴恵は早逝した名優佐田啓二のご息女にして、俳優中井貴一の御姉上様です。
映画「女王蜂」がカネボウとのタイアップだったこともあり、中井貴恵起用の口紅のCMも流れていたようです←記憶にナッスィングゥ👍
作品中、”等々力警部”(加藤武)が唐突に
「口紅にミステリー」
という場面があり、笑っちゃいます。
金田一耕助役は石坂浩二、 これはもう定番。
大道寺智子の母、”大道寺琴絵”には萩尾みどりがご出演されていますが、お綺麗です。
謎の青年”多聞連太郎”役には沖雅也やはりお綺麗です。
前述しましたが、高峰三枝子、岸恵子、司葉子がズラリ画面に並んだりして、お綺麗&ゴージャスなので、話はどーでもいいかなと。
個人的には、仮面ライダー2号(佐々木剛)とミラーマン(石田信之)が出ていることに驚きました。ええ、もちろん両方とも観ておりましたとも。
また、映画冒頭には「まんが日本昔ばなし」の常田富士夫もご出演されていましたよ。
〽ぼうや~よいこだ金出しな♪
と、昭和の子供は歌ったものです(ホント)
岩川ひろみ(敬称略)による漫画『女王蜂』
漫画化されている作品も多い横溝正史の金田一耕助シリーズですが、『女王蜂』も漫画でみたと映画「女王蜂」を観ていて突然思い出しました。
それは、壊れた月琴がアップになったシーンだったのですが、ああいうのをフラッシュバックっていうんでしょうか、まるで今目の前に存在するかのように漫画雑誌のページが見えまして。
いや、実際には見えないんですが(当たり前)、それまですっかりきれいさっぱり忘れきっていたのに、突然壊れた月琴や長い髪の女性の画を思い出したんですね。
ちなみに月琴はこんなの↓
で、キニなって早速検索してみたら、1977年の『週刊マーガレット』に連載されていた、岩川ひろみ作品でした↓
画像引用元http://www.kudan.jp/EC/mrg1977.html
そうそう、これこれ、このおどろおどろしいような『女王蜂』の字体、確かに見覚えがあります。
しかし、思い出した途端、疑問が浮かび上がりました。
漫画好きな子供だった私ですが、1977年当時はまだ自分でマンガを買うというレベルではなく(レベル?)詳しくはこちら↓
奇しくも生まれて初めて手にしたマンガ雑誌は「マーガレット」でしたが、こちらは別冊マーガレットという月刊誌。
岩川ひろみの『女王蜂』が掲載されていたのは週刊マーガレット(1977年=昭和52年当時週刊誌)
一体どこで観たのだろうか?
自分で買ったのでなければ、誰かに借りたか立ち読みくらいしか思い当たらないのですが、さすがに小学校低学年では立ち読みなどという知恵?もついていなかったろうし。
心当たりは通っていたピアノ教室か、従姉の持ち物なのですが、ピアノ教室に置いてあったのは楳図かずおの『洗礼』が載っていたので『少女コミック』(手に取ってみたら、あまりに恐ろしい画で大ショックを受けたので覚えていますw)
当時従姉は『はいからさんが通る』に夢中だったことから、従姉がみていたのは『少女フレンド』
(『はいからさんが通る』は1975年から1977年、週刊少女フレンド誌に連載されていました)
遊びに行った御宅の、同級生のお姉さんの持ち物だったのかなあ?とかも思ったのですが、どうも自宅でみたような記憶があるんですよね……。
と、言っても、記憶は都合のいいように塗り替えられることもあるとか。
内容は覚えていませんが(てか原作は横溝正史なのでそれと同じでしょうが)女王蜂役(役?)の女の人はウェィヴィーなロン毛だったことと、金田一耕助が二枚目だったことはなんとなく覚えている、というか、思い出しました。
で、ピンクてか、オレンジっぽい紙に印刷されていたような……。
もう一度みて確かめたいと思いましたが、単行本は入手困難なようで。
しかし、驚きましたわ~あんな風に(どんな風?)ホントにドラマや映画でみているみたいに、パッパッと映像がちらつくことがあるなんて。
と、まあ長くなりましたが、
最後までお読みいただき、
ありがとうございました🍀
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