【2019年2月14日公開2019年11月更新】
当ブログにお運び戴き、誠にありがとうございます✨
音楽講師、「ナゼキニ」ブログ筆者の猫目宝石@nazekiniと申します。
「ザ・カセットテープ・ミュージック」2019年2月10日放送分前半はスージー鈴木(敬称略)の【冬のスージーコーデ】でした↓
今回は、前回の記事の続編ということで、2月10日放送分後半【マキタの冬編】です。
本日もよろしくお願いいたします♪
トラック1「星空のディスタンス」
「冬だけに雪の下に隠れてるような名曲たち、あるいは、知られてはいても評価されてないのかもしれない、一般的に。そういう曲を紹介したいなというふうに思っております」
という、マキタスポーツ(敬称略)の言葉で始まった後半のトラック1
「星空のディスタンス」THE ALFEE
いきなりですけど、私、モノ申しちゃいますよ。
雪の下に隠れてなんかいないぞう🐘
2017年のライブで演りましたよ、私。
証拠動画つけたろかと思いましたが、著作権の関係上やめました(笑)
まあ、それくらい50代の私にはメジャーな曲なのですが、ヒットしたとはいえ80年代のお話なので、「隠れた名曲」の域に入ってきてるんだろうなあと思い直しました。
さて、マキタスポーツ曰く、カシオペアに影響を受けてギターを購入されたのが、1984年。YAMAHAのSGを買ったそうです(いきなりかい✋)
フュージョンという高度なテクニックを要するジャンルに憧れてギターを買ったものの
「ギター初心者のボクにはまったく、どう扱っていいのかわからない」
と、ギターをほったらかしにしていた、とマキタスポーツ。
ご参考までにカシオペア↓
1984年の maxellのご本人出演CM曲↓
そんなマキタスポーツが、もう一回ギターを弾こうと思ったときに、
「エレキギターの醍醐味を教えて」
くれたのが、
「星空のディスタンス」
だった、とのこと。
そして、THE ALFEEのことを、”日本という土壌じゃないと成立しないユニット”と語り始めます。
(ちょっと猫目宝石が補足させていただきますと、アルフィーはデビュー当時アイドルでした、と、当時のアルフィーファン=アル中が語られていました)
マキタスポーツ曰く
「東映のピラニア軍団みたいな」「任侠世界の感じの人にみえる、声が美しい」ベースボーカル桜井賢(敬称略)と
「狭い階段を下りてくる、タカラヅカの人みたいな」ギター高見沢俊彦(敬称略)が、
「ライトとレフトに全く違う(ビジュアルの)人がいるんですよ。で、真ん中で間とりもってくれんのかって言うと、真ん中の人が非常に中性的でちょっと”オバサン?”みたいな」
一同大爆笑
”真ん中の人”坂崎幸之助(敬称略)を、パーマでメガネでスーパーのレジ打ちの人?とか失礼なことを言ってましてね。画面に大きく
任侠 スーパー 宝塚
と出ます。もちろん私も大笑い(失敬)
その後、アルフィーのコーラスの素晴らしさを話し始めます。
それはCSN&Yに影響されているといい、アルフィーと同じ事務所で(アルフィーが)サポートをつとめたこともあるガロの話まで出ます。だからこの番組は面白い。
CSN&Y
ガロ(昔従姉が大好きだったなあ)
白人のフォークの綺麗なハーモニーの調和とかを踏襲し、メタルやハードロックの影響も強く、いろんな層の人たちに楽しんでもらえるような【幕の内弁当感】いろんなおいしいものがつまってる、ビジュアル面にしても音楽面にしても。
歌謡メタルとしてお茶の間で最初にやった大きな仕事が「星空のディスタンス」、これだけの全方位に向けて仕掛けがしてあるメタルバンドなんて世界(中)探してもない。
「外国の人にみられちゃまずいのがアルフィー」と思っていたけれど、これぞ日本的なものとなった、とまとめるマキタスポーツに
「一周回ってね」と突っ込む補足するスージー鈴木。
トラック2「白い冬」
「この曲はある年代の人たちは知ってても(それ以外は)途端に知らない曲になってしまうと思うんですけど」
と始まったトラック2は「白い冬」ふきのとう1974年
この曲のAメロの二回目のところのハモりのところがすごい好き、ハモりが下(のパート)に行くところが冬っぽい、歌詞と合致していてレベルが高い、とマキタスポーツ。
日本のフォークの人はニール・ヤングの影響を受けている人が多いけれども、ふきのとうは、日本のいい意味で軟弱なところを(ニール・ヤングのハードなところに)ブレンドしている、この曲にはそれが結晶としてつまってる感じがする━
……いつも思いますが、マキタスポーツいくつやねんと。まあ、今はあまり年齢関係ないか、それにしても広範囲の守備?知識、ホント楽しく面白い!
ちなみに、ふきのとうから私は猫の「雪」を思い出しました。うーん70年代(笑)
トラック3「組曲 冬の情景」
「僕はやっぱ冬っていうとこの曲を思い出します、きいてください」
と始まったトラック3「組曲 冬の情景」所ジョージ1977年
まさか、テレビで所ジョージが聴けるとは
驚きました(笑)
とはいえ、私もアルバムは聴いたことが無くて、知っているのはこの二曲だけですが(笑)
話を「組曲 冬の情景」に戻すと
マキタスポーツは、この曲で掛け算を覚えた、氷が解けて水になっていくっていうのを、ループする四季感を、組曲っていう構造を所さんから教えてもらったと話します。
ここでマキタスポーツがユーミンを引き合いに出し、ユーミン派とジョージ派ということでスージー鈴木がまとめました(笑)
トラック4「CHRISTMAS TIME IN BLUE‐聖なる夜に口笛吹いて‐」
マキタスポーツの最後の曲、トラック4は「CHRISTMAS TIME IN BLUE‐聖なる夜に口笛吹いて‐」佐野元春1985年
これが入ってるアルバム「Café Bohemia」持ってましたね、カセットテープで。
後半に畳みかける詞を聴いてほしい。
〽うまくやってる人もしくじってる人も……Merry Merry CHRISTMAS♪……
曲調は明るいけれど、単純に明るいことをうたってるばかりでないですし、さみしいことだけを歌ってるわけじゃない。孤独を引き受けた、そういう人間じゃないと、ああいうこともある、こういうこともある、でも平等にメリークリスマスっていうのは歌えない。漂えど沈まずの位置にいる佐野元春だから納得できた……というようなことを、白
熱して語るマキタスポーツ。
それにしてもマキタスポーツはつくづくいろんな曲をよくご存知なあ、私よりお若いだのに、と思います。
(【追記】この頃、私はマキタスポーツ(敬称略)が自分より5~10歳くらい年下と思い込んでおりましたが、実際は1歳ちょっとしか変わらなかった、という(笑)
「ザ・カセットテープ・ミュージック」でマキタスポーツを拝見するより前に、一度NHK‐FMでマキタスポーツのラジオを聴いていまして。
レキシ(敬称略)とエレキコミックのやついいちろう(敬称略)との「音楽ガハハ」という番組。
ホントに偶々、偶然に聴いた一回こっきりだったんですが、そこで垣間見た(聴いた?)マキタスポーツの音楽の知識の深さ、幅広さに感服いたしまして。
繰り返しますが、たった一回のソレがあっての「ザ・カセットテープ・ミュージック」との出会い?だったので、これもなんか不思議だなあと感じます。
「ザ・カセットテープ・ミュージック」
日曜夜9時からBS12(トゥエルビ)で放送中
※以上全て敬称略
最後までお読みいただき、
ありがとうございました🍀
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