何年ぶりかで38度以上の熱発、雪が舞う中病院へ行って参りました猫目宝石です。
みなさん、お元気ですか?
本日もよろしくお願い申し上げす。
1.それは出勤日のことでした
自称【なんちゃって主婦】の私ですが、時々町へ出稼ぎに通っております。
出勤時間は最近は専ら夕方、それまでに家事炊事をやっつけて出かけるスタイルです。
その日は、朝から喉がキョーレツに痛かったので、鏡でみてみると、喉の奥がグレイ。
普段から喉の痛みに鈍感で、痛いと思ったころにはひどいことになっているという私。やっちまったなあ、と一人クールポコをしながらも、昔からどんなに喉を傷めていても、歌声だけはヘーキで出せるので、仕事には支障なし!と出勤準備を進めておりました。
ところが、どーも手足がだるい、てか、筋肉痛&関節痛。
「まさか、インフルエンザじゃああるまいな……」
不安にかられて体温をはかってみると、
38.2度
マズい。
しかしながら、インフルエンザかどうか確認しに病院に行っていると、始業時間に間に合わない。
私は、思った。インフルエンザのワケがない。ちがう、ちがう、そうじゃない。
↑なんでサビじゃない!それこそ違う違う、そーじゃなあい♪
念のために書いておきますが、ちょっとでも疑いがあったら検査に行くべきです。
2.重装備で出勤
私は普段から仕事用にアロマオイルとアルコールスプレーを持ち込んでいます。アロマオイルは、この時季、抗菌・抗感染作用のあるものを使用することが多いです。
この日はもちろんマスク着用、自分の触った部分はアルコール除菌、と徹底。あとは、自分の運にかける!
と、いうのも、この日はたまたま不定期の生徒さんのご予約を複数いただいており、私の都合でレッスン日を変えてしまうと、生徒さんにご予約の取り直しをさせてしまうことになるので、休みたくなかったのです。
と、まあ、いろいろ言い訳を並べましたが、とにかく仕事は無事終了。
念のため家族とは離れたところで就寝、翌日昼には熱も36度台に下がり。
ほーら、やっぱりインフルエンザじゃなかった、るん♪
ところが、夜になって、再び熱が上がり、37度台後半に。
やべーよ、病院もう閉まるよ……。
仕方がないので、寝た。
ところが、喉の痛み激しく、咳でろくろく寝られない。
それで観念して朝になったら病院へ行くことにしました、とほほ。
3.病院にて
まず、安心してください、履いて(違)(いや、履いてはいるけれども)インフルエンザ検査は陰性でした。よかった、ホッ。
帰る気満々で、いそいそ上着を着ていると、同じ待合室の別のベッドにいたご婦人がインフルエンザと聞こえてきまして。
「Aさん、インフルエンザだったわ、A型の」
「ええ?」
「ご主人は大丈夫?」
「主人は咳してましたわ、病院行かなくて大丈夫?って言ったんですけど……」
その後も数分続くご婦人のお話に、うんうんと答える看護師さん。聞き耳を立てながら、一瞬納得がいかなかった私。
「あんな元気そうなおばちゃんがインフルエンザで、こんなに重症の私がインフルエンザじゃないなんて」
ええ?
さて、そのお声を聞く限りはお元気そうなご婦人の方が診察順は私より先だったようで、ご婦人の元へ現れたドクターとの会話も聞こえてきました。
「Aさんねえ、インフルエンザ陽性だったわ、だからインフルエンザ」
「主人は咳してたんですけどね、私ただの風邪かと思って」
「うん、症状はね、人それぞれ。軽い人もいるし、重い人もいます。インフルエンザの特効薬、飲んどきましょうね」
「それでも、主人は咳してましたけど、私は全然たいしたことなくて……」
「うん、冬はね、風邪かなと思ったら、まずほとんどインフルエンザ。Aさんいつから具合悪かった?」
「水曜日くらいから」
「じゃあ、大体二日半ってところだから、インフルエンザの特効薬効くから(特効薬)しましょうね」
「主人は咳してたんですけど」
「ご主人、咳してたのいつごろから?」
「月曜くらいから……」
「それじゃあ、ご主人は(インフルエンザだとしても特効薬を飲むには)もう遅い。言ってもね、48時間以内が有効なの。それ以上経つとウィルスが全身に回ってるから遅いの」
「主人が咳してたんで、病院で診てもらったら?って言ったんですけど、私は大したことなくて」
「うん、ご主人はもう遅いから。その後の合併症に気を付けないとね、肺炎とか。Aさんは特効薬効くからしましょうね」
「主人は」
「ご主人は普段どこの病院にかかってんの?」
ここで看護師さんのツッコミ。
「ご主人、みえてますよ、ほら血圧の薬とりに……」
「あ」
一瞬の沈黙。
お元気そうなご婦人が続ける。
「そういえば(咳をする)その前に、血圧の薬とりにここに来たから、その時に、それで(インフルエンザを)もらったんじゃ……」
私は自分の鼓動が早くなるのを感じた。
「ウチの責任みたいじゃないですか」
ドクターの声がし、一瞬、空気清浄機の音が大きく聞こえた。しかし何事もなかったかのようにご婦人のお喋りは続く。しばらくは聞く体をみせていたドクター、一瞬の隙を突いて素早く話に滑り込む。
「うん、Aさん、インフルエンザの特効薬しましょう、ヤならいいですけど」
私は吹き出すのを必死で堪え、固唾をのんで様子をうかがった。
「いえ、(特効薬)お願いします、早く治したいんで」
ここで試合終了、カンカンカンカーン!
4.最後に
ドクターもご婦人との会話の中で仰られていましたが、インフルエンザ流行の声が聞こえたら、まず検査したほうが無難です。
重症化する前に特効薬を飲めば早く治りますし、インフルエンザでなければそれに越したこたあございませんのでね。
なので、私は結果的にインフルエンザじゃなかったのでテロリストにならずに済みましたが、ホントは病院にすぐ行くべきでした。
中には、病院でのご婦人が仰られていたように、インフルエンザじゃなくとも病院にいったことでインフルエンザウィルスを拾うと考えている方々もおられますが、昨今の病院は除菌殺菌ちゃんとしているので、よほど体力が落ちていたり、免疫力が低下していなければ大丈夫。
それと、インフルエンザにかかると必ずしも高熱が出たりということでもないんですよ。
弱ったウィルスに感染したのか、元々の免疫力が高いのか、”ただの風邪”と思って出歩いてしまう方々もいたりいなかったり(どっちやねん)自覚の無いままウィルスを微笑みと共に振りまいてしまうことも。
私自身の経験で、数年前にあれ?なんか風邪っぽいな、くらいだったのですが、直感的にインフルエンザの検査受けようと病院へいったら陽性だった、ということがありました。
その時のインフルエンザの症状はとても軽く、高熱も関節痛も筋肉痛も咳もなく。
「ホントにインフルエンザ?誰かの検査結果と間違えてない?」
と思うほど。
対して、今回の風邪は傍目にもひどく、家族が「インフルエンザじゃないの?」と言うほどでしたが、私は心の中で〽ちがう、ちがう、そうじゃ(以下自粛)
これも直感なので、どーにも説明できませんが(笑)
以上、病院での出来事が面白すぎてブログに書かずにはいられなかったお話。
お読みいただき、ありがとうございました!
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