テレビは友だち、猫目宝石@nazekiniです。
えー、コーネンキ(=更年期)の体調不良で寝込むことの多い私には、テレビはまさにキャプテン翼にとってのサッカーボールのようなもの(そうなのか?)
2019年3月23日に放送された「スローな武士にしてくれ」を観ましたら、すっかり具合がよくなったので、記事にしておきます。
1.「スローな武士にしてくれ」とは
「スローな武士にしてくれ~京都 撮影所ラプソディー~」とは、NHK BSプレミアムにて、2019年3月23日に放送されたドラマ。
チャンバラアクションを最新鋭の機材を使って撮影する様子がドラマ仕立てで描かれています。
私猫目宝石@nazekiniは、録画した別の番組を観ていた時にこのドラマの番宣映像をみて、ダジャレなタイトルとウッチー(内野聖陽。敬称略)をひと目見て、こりゃあ録らねば、と、録画予約(笑)
しかしながら、番宣ではドラマだとは思わず、最新鋭の機械の説明や撮影技術の解説とかなんだろうな、くらいに思って、正直あまり期待しておりませんでした。
が、これがめちゃめちゃ面白かったし、スカッとした。
まさに【痛快娯楽】、NHKの思うつぼにハマった私でございます(笑)
ちなみに、タイトルの「スローな武士にしてくれ」の元ネタはこちら↓
「スローな武士にしてくれ」のエンディングでも流れますよ♪
2.「スローな武士にしてくれ」ストーリーとキャスト
舞台は、京都の映画撮影所。
その名も”京映”(笑)の京都撮影所で、所長の”八村良造”(伊武雅刀)は一本の電話を受け、映画監督”国重五郎”(石橋蓮司)、撮影技師”武藤幸四郎”(本田博太郎)、録音技師”玉村寿一”、照明技師”町田剛蔵”(浜田晃)を呼び出します。
「で、なんや、こんなロートル全員呼び出して」
中でも一番ロートル(=老人、年寄り)の国重が八村にたずねると、
「監督は国重五郎で是非いう、名指しの仕事ですわ」
八村のこの答えに、まんざらでもない国重
「わしをご指名かいな」
「ということはや、往年の国重組の面々でやるのが一番やろ?」
と八村が続けると、
「なるほど」
「そういうことなら」
「考えんでもないな」
玉村、町田、武藤が順番にもったいぶって答えます。そんな彼らを横目に八村はボソッと
「空いてるのはあんたらしかおらんのやけど」
と、こんな感じで、やる気があるのかないのか、しかもスターを呼ぶお金がないとか、
「新しい機材使うだけでも難儀やのにその上、スターさんなんぞに来られたら……」
とかで、主役には大部屋俳優のシゲちゃんこと”村田茂雄”(内野聖陽)を抜擢することに━
こうして、”活動屋”と呼ばれる「絶滅危惧種の職人たち」と、切られ役専門の大部屋俳優たち、そしてNHKの”DIT(デジタル・イメージ・テクニシャン)”が新技術を使った時代劇を作り上げていく物語がスタートします。
そのDITの”田所新之助”に柄本佑
シゲちゃんのライバル?の大部屋俳優”朽木城太郎”に中村獅童
他に、殺陣師役にモロ諸岡、シゲちゃんの妻で、元くノ一女優”如月小雪”役に水野美紀、ご本人様役里見浩太朗などなど、豪華なる面々。
そしてそして注目すべきは、なんと正真正銘切られ役の有名人、「5万回切られた男」福本清三がご出演されています!(全て敬称略)
3.「スローな武士にしてくれ」みどころ
先ほど書いた、おじいちゃん”活動屋”ののほほんとした雰囲気と、迫力満点のアクションシーン、そして、そのアクションシーンを撮る、ドローンやハイスピードカメラの映像美はもちろん、キャストがこれまたスゴイので、みどころは満載。
特に、ドローンを使った竹林でのアクションシーンは竹の美しさに息をのみます。(竹?)
スーパースロー再生でのアクションシーンには、俳優さん達のすごさを改めて見せつけられますし、はじめは片手間に観ていた私、いつのまにか画面に釘付けになっておりました(笑)
ところで、
- 時代劇
- 大部屋俳優の大抜擢
- 階段落ち
とくると、思い出すのはこちら↓
「スローな武士にしてくれ」では
「銀ちゃんかっこいい」
ならぬ、
「しげちゃんかっこいい」
が出ますよ。
そんなオマージュ的なところも楽しいみどころ。
もちろん「蒲田行進曲」をご存知ない方でも十分楽しめる作品です。
4.「スローな武士にしてくれ」感想
いやあ、もう予想外に面白かった!
まず、冒頭のロートル集団”国重組”と八村所長のおじいちゃんチームが何を言っているのかわからない(笑)
おじいちゃん感を出すための演出と思うのですが、まずそこが面白く癒されました。
そして、里見浩太朗は、年をとってもきれいですね。
これぞスターのオーラがすごい。光っています(光で飛ばしてる?あ。)
水野美紀、もうすっかりコメディエンヌですね、間とか絶妙。
それでいて、アクションシーンはカッコよく。
中村獅童の眼力、内野聖陽の鼻の穴、みどころ、つっこみどころ、笑いどころ盛沢山。
しかし、一番面白かったのは、アクションシーンの緊張感がビシビシ伝わってきたところ。
臨場感がすごくて、まるで自分もその場にいるかのようでした。
そんな、ジェットコースターに乗っているかのような高揚感と、その後の脱力感?安心感?の攻撃(攻撃?)に、してやられ(笑)
冒頭にも書きましたが、まさに【痛快娯楽】、観終わった後の爽快感ったら!
ホントに「アー面白かった」と口から出ましたからね(笑)
最後に、伊武雅刀と言ったら「子供達を責めないで」な私。
↓このCDの一曲目に入っていて試聴できます、ほんのちょっとですがw
- アーティスト: 伊武雅刀,ユー・アンド・ミー・オルガスムス・オーケストラ,伊武雅刀とTHE SPOILとお友だち,風吹ジュン,Kahimi Karie
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(M)
- 発売日: 2008/09/17
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