「カンブリア宮殿」毎週録画予約している自称テレ東ファン、猫目宝石です。
1月10日に放送されたのは、【脱下請けで生き残った町工場!魔法のフライパン感動物語】
根がミーハーなもので、カンブリア宮殿に感化されて購入するようになったものがあります(笑)
お米は「東洋ライス」のロウカット玄米、今では常備している「フジッコ」のふじっ子というように……。
そして、今回はフライパンを買おうとしております!
我が家のフライパン事情
事情、というほどではございませんが、今使っているフライパンが劣化してきたため、新年になるタイミングで買い替えようと思っておりました。
今使用しているのは、ティファール。
気を付けて使っていたつもりですが、焦げ付くようになってきてしまい、やはりフライパンは消耗品なのねとため息また一つ。
魔法のフライパンとは
「魔法のフライパン」とはズバリ商品名。
鉄鋳物のフライパンのことで、三重県木曽岬(きそざき)町にある「錦見鋳造株式会社」の製品です。
(画像が欲しかったのでamazonのものを載せておりますが、価格が錦見鋳造株式会社のものとは違いがあります、ご購入の際はご注意ください)
鉄鋳物とは
鉄鋳物とは、鉄の鋳物のこと。
鋳物というのは、金属を溶かし、鋳型に流し込んで作られた物のことです。
身近なところだと、すき焼き鍋、ステーキ皿、ダッチオーブンなどがあります。でもって、重い。
鉄鋳物の特徴そのままに軽さを実現
鉄鋳物には炭素が含まれるため、遠赤外線効果があり、料理がおいしく仕上がりますが、いかんせん重い。
それを解消したのが、魔法のフライパン。
なんと底の暑さ1.5mm、一般的なアルミのフライパンと変わらない、850gから1,150gという軽さを実現。
なので、魔法のフライパンなのねー、納得。
憧れの鉄のフライパン
鉄の調理器具で調理すると、鉄分が摂れると耳にします。
中医学でいうところの血虚の傾向にある私、鉄のフライパン欲しい……。と思いますが、すっかり老いて腕力も落ちまクリスティ、鉄のフライパンなんて重いし、遠い夢と思っておりました。
そんな時に「魔法のフライパン」を知ってしまった。
お値段、8,000円から12,000円、何十年もモツっていうし、買いだよ買い!
人気者はつらいよ
ところがですね、魔法のフライパン大人気のため、3か月から半年、一年は待つらしく、カンブリア宮殿では、ピーク時は30か月待ちだったと放送されておりました。
錦見鋳造のサイトで確認しましたら、2019年1月現在1年10か月待ち
流し込んでいるのはシャチョさんひとり
経験とカンがものをいう難しい作業、鋳込み(カンブリア宮殿ナレーションより)
鋳込み、とは鋳型に溶けた鉄を流し込む作業のことで、魔法のフライパンの鋳込みができるのは、錦見鋳造社長 錦見泰郎氏ただお一人だそう。
なのでどーしても待ちが出ちゃうんですね。
なんでも2秒で流し込むらしいんですけれども、それでも追いつかないってーんだから、どれだけ注文殺到してるのかがうかがい知れるというものダ。
踊る阿呆が見てるだけ~
結局買う気満々でしたが、22か月待ちということで一旦保留に。
まあ、ナン十か月も待つような人気商品なので、知らなかった私が情報難民、情報難民の証明(角川映画風)
今回の名言
”社長の金言”は「利用者が喜ぶ顔を想像すれば続けられる」でした。
(「魔法のフライパン」を作ろうと思い立ち最初の三年で二千万円が消えたこと、開発に10年かかったことをふまえて、村上龍(敬称略)の、どうしてそこまであきらめずにいられたか、という問いに向けて)
下請け時代にムリな値下げを要求され「つぶれてしまう」と抗議をしたら「ムリならやめてもらってかまわない。代わりはいくらでもいる」と言われたくやしさが原動力と錦見社長さん。
そんな時にみた新聞の社説の
「企業が生き残るためには、他社よりも三倍の技術力を生み出すしかない」
という文言に発奮、今までにないものを作ろうと決心されたそうです。
フライパンと同じ、10年の月日をかけて開発中なのが、フライパン自動鋳造機。
完成すれば今の三倍の生産量になるというんですが、「三倍」ってところにこだわってるんですって(笑)
三倍になったら、待ち時間は三分の一になるかしらん。
お読みいただき、ありがとうございました!