ナゼキニエンタメ!をご覧戴き有難う存じます✨
先日、WOWOWシネマで放送された「霧の中の少女」を観ましたので、感想を書きます。
よろしくお願い致します。
「霧の中の少女」とは
「霧の中の少女」とは、2017年にイタリアで公開された映画作品。
ドナート・カリシによる小説「La ragazza nella nebbia」を原作とし、ドナート・カリシ自身が監督・脚本を担当しています。
日本での公開は2020年↓
「霧の中の少女」あらすじとキャスト
山間の小さな町アヴェショーで16歳の少女が姿を消す事件が発生、カリスマ警部として知られるヴォーゲル(トニ・セルヴィッロ)が捜査にやって来る。確たる物証や目撃情報が得られない中、ヴォーゲルはあえて事件を誘拐と断定、純真な少女の誘拐事件としてセンセーショナルにメディアをあおっていく。そんな中、少女の姿を捉えた映像にたびたび映り込んでいた車の持ち主というだけで、彼女の通う学校の教師マルティーニ教授(アレッシオ・ボーニ)が容疑者にされ……。
トニ・セルヴィッロ
アレッシオ・ボーニ
ジャン・レノが精神科医”フローレス”役で特別出演されています。
全ての画像引用元http://girl-fog.jp/
「霧の中の少女」ネタバレ感想
イタリア映画にジャン・レノがご出演ということと、ミステリーということで楽しみに拝見しましたが、感想は「うーん?」自分が霧の中に入っちゃった感じ。
ある意味、狙い通りなんですかねえ~←聞かれても。
私が最初に感じた「うーん?」は、主人公の警部が派手にマスコミを利用して捜査を進めるのですが、過去にそれで訴えられて敗訴、つまり大失敗しているというのがわかっていくんですね。過去に失敗していたら、同じ手段は使わないのでは?
しかし、それありきじゃあないと、後の話が続かない。
少し補足すると、警部の言い分としてはそれで事件が終わったんだからええやんけ、っていう、独善的な性格だから懲りていないってところなんでしょうか。
以下、完全にネタバレですが、誘拐犯と”断定”されたマルティーニ教授も、ずっと無罪を訴えてるんですけれども、冤罪っぽい演出ですが、あらゆる場面でどうみても犯人。
なので実際犯人とわかった時も、どんでん返し感はなく。
さらに、マルティーニ教授の犯行の手口は30年も前の、しかも警察では家出で片付けられちゃっている事件を模倣したもの、というのもかなり不自然。
この作品で表現したいことはそんなことじゃあないんだろうなとは思うんですが、そういう細かいところがキニなっちゃって(笑)
ジャン・レノも、妙に出番が少ないので、どういう人物かがわかっちゃう(30年前の事件の犯人)
これはもう推理を楽しむというものでもない、と。
結局、冤罪被害者となることで得られる賠償金目当てで事件を起こしたマルティーニ教授でしたが、ヴォーゲル警部にころされちゃうんですね。なんで?
マルティーニ教授が犯人じゃないように装った、つまり、ヴォーゲル警部が騙されたから???マルティーニ教授が真犯人ってわかったのに逮捕しないわけ????
もう、?だらけ。
まさに、頭の中にモヤッと霧がかかったまま終わったという感じでw
小説で読んでいればどんでん返されたかもしれないな、と思いました。
「霧の中の少女」はWOWOWオンデマンドで2021年5月21日まで配信中↓(※配信は終了しました)
もう一回観たら霧が晴れるかなあ~気力はないですが(笑)
※以上全て敬称略
最後までお読みいただき
ありがとうございます🍀
関連記事はこちら↓