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ミステリ好き、「ナゼキニ」ブログ筆者の猫目宝石@nazekiniと申します。
最近、”どんでん返し”が観たくて、インターネットで検索かけてみたら、「鑑定士と顔のない依頼人」がヒット。
amazonプライムビデオで鑑賞いたしましたので、その感想を記事にします。よろしくお願いいたします。
「鑑定士と顔のない依頼人」とは
「鑑定士と顔のない依頼人」とは、2013年に公開されたイタリア映画「La migliore offerta」(英:The Best Offer)のこと。
”顔のない”って、一見ホラーな感じですが、「姿の見えない」という意味であって、カオナシとかではないので怖くはないです。
↑だから違。
監督・脚本は、あの「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」のジュゼッペ・トルナトーレ
でもって、音楽も先に挙げた二作品と同じエンニオ・モリコーネ
だもんで(だもんで?)全体的に美しい映画です。
「鑑定士と顔のない依頼人」あらすじとキャスト
天才美術鑑定士で一流のオークショニアの”オールドマン”(ジェフリー・ラッシュ)は、結構ヤな感じのおじいちゃん。手袋をはめたまま食事をし、電話の受話器には不織布を巻き付けているような潔癖症で独身。女性と付き合う代わりなのか、美しく価値の高い女性の肖像画を”ビリー”(ドナルド・サザーランド)と共謀し、格安で落札させてコレクションし隠し部屋に飾っています。
ある日、”クレア・イベットソン”(シルヴィア・フークス)と名乗る若い女性から
「両親がなくなったので遺品を査定してほしい」
という依頼の電話が入ります。ところが、約束の日にクレアは現れず、オールドマンは腹を立てますが、クレアのヴィラに歴史的価値のある”オートマタ(自動人形)”の部品らしきものを見つけ、興味を持ちます。
一方で、なかなか姿を見せないクレアにも興味を惹かれ、ひとめ姿を観ようと画策しているうちに恋に落ちます。”広場恐怖症”で人前に出られないというクレアの信頼を勝ち得、彼女を徐々に外の世界に慣らしてゆこうとするオールドマン。やがて二人は結婚することになり、オールドマンはオークションから引退することに。
そして迎えた最後のオークションの日。たくさんの人々に祝福される中、長年の相棒ビリーからも「君に絵を送ったよ」と祝福を受けます。ビリーと高らかに笑いあい、クレアが待っている自宅にいそいそと戻ったオールドマンでしたが━
「鑑定士と顔のない依頼人」感想
Wikipediaによると、”恋愛ミステリ”だそうですが、恋愛そのもののミステリともとれますね。深読み?
どんでん返し直前までは、心を閉ざした若い娘さんを外の世界に導きだしたおじいちゃんの、初恋ストーリーのような体で進んでいきます。
「おじいちゃんと若い娘のラブストーリーなんて見たいとも思わねえやな」
となりそうなところですが、これがまた先行きがキニなるような運びになっているのがニクイところ。
先ほども書きましたが、R12指定であるものの、画面の色合いとか、THE芸術、THE映画って感じで、
「ああ、映画を観たなあ」
という後味(後味?)
しかし、大どんでん返しを期待していた私にはちょーっと物足りなかったです(^^;
と、いうのも。
私の見方がひねくれているのか、どうも最初から胡散臭く感じてしまって、肝心のどんでん返しがあんまりどんでん返されなかったんです。
つまり、どんでん返しにあったときの、
「えええー?そーなの?ヤラレタわ~全然気づかなかった!」
という爽快感(?)は得られなかったもんで、物足りなかった💦
なので、芸術の秋を堪能したい、そんな日にはおススメの作品ですが、私のように謎解きや大どんでん返しでギャップ萌え(?)したい時には不向きかもしれません。
最後までお読み戴き、
ありがとうございます🍀
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