【2018年9月7日公開2022年3月加筆修正】
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私、猫目宝石@nazekiniのナゼかキニなるヒト、モノ、コトについて書いております、ブログ【ナゼキニ】
今回はアニメ「BANANA FISH」↓について。
よろしくお願い申し上げます。
- 『BANANA FISH』とは
- 『BANANA FISH』あらすじ
- 『BANANA FISH』アニメ化
- ショーター・ウォンとは
- 『BANANA FISH』で一番いやな話
- アニメ「BANANA FISH」第10話で気づいたこと
- 原作ファンが観たアニメ「BANANA FISH」感想
『BANANA FISH』とは
『BANANA FISH(バナナフィッシュ)』とは、吉田秋生による漫画作品。
小学館から発行されている少女漫画雑誌『別冊少女コミック』(現ベツコミ)誌上に、1985年=昭和60年から1994年=平成6年にわたって連載されました。
単行本全19巻↓バナナ色?
ペイパーバックを意識したような、黄色地にローマ字の表紙が当時としては斬新でオシャレな感じでした。
昭和の漫画少女だった私も、別コミ連載開始当初から観ておりまして、この黄色い本を買い集めたものです。
『BANANA FISH』あらすじ
ひとことで言うと、ニューヨークの不良少年アッシュ━ただしIQ180以上の美少年━と日本人の少年英二の悲しくも美しい友情物語、ブロマンスもの。
しかしながらそのストーリーは、ベトナム戦争から始まって、ストリートキッズの抗争、マフィア、華僑、ニューヨーク市警、「バナナフィッシュ」とは一体何なのか?その正体をつかむため、追う!追われる!殴る!蹴る!撃つ!走る!
胸に刺さるようなキツいエピソードもあり、美少年が頻繁に出てこなければ、これが少女漫画?って思っちゃうくらいアクション目白押し、
「次は?次は?」
とハラハラドキドキが止まらない、ジェットコースターマンガ。
『BANANA FISH』アニメ化
アニメ「BANANA FISH」とは、2018年7月~12月にフジテレビ系列「ノイタミナ」枠で放送された作品。
ショーター・ウォンとは
前回(2018年9月の配信当時。アニメ「BANANA FISH」第9話のこと)私が『BANANA FISH』の中で一番いやな話と呼ぶ部分が放送されまして。
アニメ「BANANA FISH」#9ワルツは私と↓※2022年7月配信終了。レンタルまたは購入で視聴可能。
私が漫画『BANANA FISH』の中で一番好きなキャラクターはショーター・ウォン↓
私の心の中のショーター・ウォンを描いてみました。
サンプラザ中野くんではございません。
ショーター・ウォンとは、『BANANA FISH』登場人物にして中国系ストリートキッズのボス。『BANANA FISH』主人公アッシュとの付き合いは長く、親友と呼べる存在でした。
また、面倒見のいいその性格から誰からも慕われている人物。
ショーターとアッシュの出会いの物語は、単行本第19巻、または文庫版『ANOTHER STORY』に収録されている『ANGEL EYES』で観ることが出来ます↓
『BANANA FISH』で一番いやな話
ホントにねえ、あの話にぶつかる度に、
「ひどい話だ!」
と憤懣やるかたない気持ちになるのに、なんで『BANANA FISH』は面白いと言ってしまうのか。
おもしろい、おもしろいとよく言うけれど、がははと笑う面白さではないのに、
「おもしろい」
としか表現できない💦
アニメ「BANANA FISH」#9ワルツは私との内容は、単行本では第5巻冒頭、文庫版では第4巻冒頭に当たる部分。
アッシュを取り戻す手段として、英二を誘拐したコルシカマフィアのボスディノ・ゴルツィネとチャイニーズマフィアのユーシス(月龍)
ユーシスの脅しに屈する形でその誘拐の片棒を担がされたショーターは、英二を守るためについていきますが、それが仇となり、バナナフィッシュを投与されてしまいます。
バナナフィッシュのもたらす作用で、潜在意識に”英二を殺せ”と刷り込まれたショーター。
アッシュの目の前で英二に襲い掛かるショーターが、一瞬我に返った時、
「殺してくれ、俺を開放してくれ」
とアッシュに言い━
はーい、ここからはもうご想像に難くないとは思いますが、アッシュはショーターを手にかけてしまうんですね。その後英二を奪還、ゴルツィネ邸を脱出する前、アッシュは親友の遺体を一人”火葬”するのでした。
全く、なんて残酷なの。
アニメ「BANANA FISH」第10話で気づいたこと
さて、第10話まできて、ようやく各回のタイトルが本の名前であることに気づきました。
〽それがッどーした アッホッだよー
第10話は「バビロンに帰る」スコット・フィッツジェラルド。
ちなみに、アニメ「BANANA FISH」#9のサブタイトル「ワルツは私と」はスコットの妻、ゼルダ・フィッツジェラルドの作品タイトルからきているようです。
いよいよシン・スウ・リン↓がアッシュとご対面。
この、シン・スウ・リンは、原作者さん吉田秋生の作品、『YASHA-夜叉』『イブの眠り』にも出てくるキャラクター。
頭がよくて、たくましく、強く優しく明るいやんちゃ坊主。
ええコやわー。というイメージ。
さすがはショーターの後継者。
吉田秋生作品に何度も出て来るのも頷けます、うなうな。
原作ファンが観たアニメ「BANANA FISH」感想
ところで、アニメ「BANANA FISH」を見始めた頃は、正直言って強烈な違和感を持っておりました。
その理由は、スマートフォーン。
原作を連載当時の1985年にみていたもので、当時でもパソコンを駆使していた主人公アッシュを思うと
「スマフォがあったら、アッシュは簡単に逃げてしまえるんじゃ……?」
と、つい余計なことを(笑)
このところのお話では、スマフォが出てこないので、スマフォが出てきたことすら忘れていたんですが(え?)、今回登場人物の一人、マックスが
「イラク帰還兵に言うセリフかよ」
と言ったことで、はた!と
「そうだ、時代設定は現代(2018年)だった」
と思い出しました(笑)。
原作未読の方にご説明いたしますと、原作では「イラク帰還兵」ではなく、「ベトナム帰還兵」となっております。今は昔の鉄のカーテン、冷戦時代。
あと、この10話で触れておくべきところは、アッシュと英二の再会シーンでしょう。
「おまえはオレが守る」
「オレのそばから離れるな!」
原作そのままのセリフでした。
話はちょっとそれますが、今回のお話で、原作での私の好きなシーン━アッシュ率いるストリートキッズたちが、シンと話した時のシーンですが、残念ながらアニメではカットされておりました。その会話↓(文庫版『BANANA FISH』第4巻より引用)
「ちぇっ
まるでアッシュと話してるみてえだぜ
ウチのボスもインテリげんちゃんだったもんな」
「インテリゲンツァだろォ?」
私はこれでインテリの元の言葉を知りました。
今なら、それこそスマフォでピピっと調べるんでしょうね(笑)
※以上全て敬称略
最後までお読みいただき、
ありがとうございます♪
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