【2018年7月27日公開2020年8月加筆修正】
昭和の頃のマンガ少女、「ナゼキニ」ブログ筆者の猫目宝石@nazekiniと申します。
当ブログにお運び戴きありがとうございます✨
以下は、2018年7月27日に公開した記事を加筆修正したものです。
昨日は朝と出勤時に、赤とんぼをみまして、なんとなく涼しく感じました。
案の定今日はエアコンなしでも過ごせる陽気となり、とっても有難く幸せです♪
仕事の移動時間や空き時間は、本やマンガをみて過ごすのですが、昨日は『BANANA FISH』の文庫版第2巻を観ておりました↓
これの巻末にあるエッセイが面白い!
ということで、漫画『BANANA FISH』について書きます。
よろしくお願いいたします。
- 『BANANA FISH』とは
- 漫画『BANANA FISH』あらすじ
- 『BANANA FISH』文庫版
- 『BANANA FISH』文庫版巻末エッセイ著者
- 渡辺えり子による『BANANA FISH』巻末エッセイ
『BANANA FISH』とは
『BANANA FISH』とは、吉田秋生による作品。
小学館から発行されている少女漫画雑誌『別冊少女コミック』(現ベツコミ)誌上に、1985年=昭和60年から1994年=平成6年にわたって連載されました。
単行本全19巻↓バナナ色?
ペイパーバックを意識したような、黄色地にローマ字の表紙が、当時としては斬新でオシャレな感じでした↓
昭和の漫画少女だった私も、別コミ連載開始当初から拝見しておりまして、この黄色い本を買い集めたものです。
ペイパーバックと言えばこの曲な私↓
漫画『BANANA FISH』あらすじ
ひとことで言うと、ニューヨークの不良少年━ただしIQ180以上の美少年━と日本人の少年の悲しくも美しい友情物語、ブロマンスもの。
しかしながらそのストーリーは、ベトナム戦争から始まって、ストリートキッズの抗争、マフィア、華僑、ニューヨーク市警、「バナナフィッシュ」とは一体何なのか?その正体をつかむため、追う!追われる!殴る!蹴る!撃つ!走る!
胸に刺さるようなキツいエピソードもあり、美少年が頻繁に出てこなければ、これが少女漫画?って思っちゃうくらいアクション目白押し、
「次は?次は?」
とハラハラドキドキが止まらない、ジェットコースターマンガなのであります。
『BANANA FISH』文庫版
『BANANA FISH』文庫版は、1996年に発行されたようです。
本編全11巻と、番外編があります。
今度は黒地に白抜き、表紙だけでは中身が漫画とは思えない渋さ。
この表紙のせい(せい?)で、中身も英語で書かれていると思われそうですが、中はちゃんと?日本語です。
この巻末に載っている、著名人のエッセイが面白いんですが、『BANANA FISH』をすでに観終わっている人対象のようで、ネタバレを含む内容もあったりするのがナンと言えばナンですな←何。
文庫版は電子書籍化されていないので、巻末エッセイを読みたいと思ったら本屋さんで買うしかないのがナン(もういい)
『BANANA FISH』文庫版巻末エッセイ著者
『BANANA FISH』文庫版巻末エッセイ、第1巻の著者さんは、坂本龍一。
『BANANA FISH』作者であられる吉田秋生が”マンハッタンに住んだことがない”ことに驚いたお話を書かれています。
第2巻は、演出家で俳優さんの渡辺えり子。内容については後述します。
第3巻は、横森理香。
実を言うと、横森理香って誰?(失礼💦)だった私、後に『40代大人女子の〇〇』シリーズ(シリーズ?)の御著書を拝読↓
この漫画みたいな表紙で私はちょっと買う気になれなかった(あ)ので、図書館でコソコソ借りましたw内容は面白かった。
第4巻は待ってましたの、片岡義男。
ナゼ待ってましたなのかと言えば、片岡義男のアニメ映画化された著作『ボビーに首ったけ』のキャラクターデザインが『BANANA FISH』作者の吉田秋生だったからなのです↓
この影響もあってか、主人公”ボビー”の声を担当された俳優さん野村宏伸が、『BANANA FISH』のもう一人の主人公”英二”のモデルではないかと言われてましたし、私自身もそう思いましたが真相はどうなんでしょう?←訊かれても。
5巻は漫画家さんのまついなつき、6巻は翻訳家で作家兼まんが愛好家フレデリック・L・ショット、7巻山本コウタロー、8巻山崎浩一、9巻澁谷司、10巻吉田真由美(映画評論家)、11巻村山由佳、番外編は岡田斗司夫が御執筆。
渡辺えり子による『BANANA FISH』巻末エッセイ
さて、タイトルにも書きました渡辺えり子の巻末エッセイはというと、まずタイトルが強烈
「私達の死体」
ひょえー。
御自身の”男性恐怖症”に端を発するかなり濃い内容で、息をつめて拝読いたしましたが、その中の一文
”アッシュと叶小夜子はある意味での同一人物であろう。”
に激しく共感した私。
アーンド、【きた】よ、また!
と、いうのも、つい前日は”叶小夜子”が描かれた吉田秋生作品『吉祥天女』の第一巻を観ておりまして、
「アッシュ(BANANA FISHの主人公)って、小夜子の進化系……?」
と思っていたところだったので、また【きた】!と(笑)
『吉祥天女』↓1983年=昭和58年の作品。
実写映像化も。2021年7月現在Amazonプライムビデオにて配信中↓プライム特典(Amazonプライム会員は追加料金不要で視聴可能)です。
さて、Amazonプライム・ビデオ で、アニメ「BANANA FISH」のエピソード4を観ておりましたら、サブタイトルが「楽園のこちら側」↓
おや、もしかして作ってる人、かなりの吉田秋生ファン?
↑こちらの記事に書いたのですが、私が出会った最初の吉田秋生作品のタイトルが、『楽園のこちらがわ』なもので、そう思ってしまいました(笑)
『楽園のこちらがわ』にも呼ばれてる……?
オチとなる後日談はこちら↓
アニメ「BANANA FISH」はアマプラ(amazonプライムビデオ)で全話配信中↓※2022年7月配信終了。レンタルまたは購入で視聴可能。
※以上全て敬称略
最後までお読みいただき、
ありがとうございます🍀
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