以前、動物マンガの記事を書きました。
そこにも書いた、伊藤潤二(敬称略)の『よん&むー』
数年前、家族へのクリスマスプレゼントに購入したものでしたが、この本が行方不明になりまして。
一旦プレゼントしたものなのだから、そこから先はァ テーン!テーン!テン♪
もとい。
一旦差し上げたものなのだから、その先どうなろうと私のあずかり知るところではない。
ではない。
ではないけれども!
もう一度みたい、あの呪い顔のよんと、ウチのコ(=猫)みたいなむー……。
てなワケで、買っちゃいました!今度は電子書籍!
で、読み返してみると、記憶違いしていたところに気づき。
過去記事内で”「すっちゃうぞー」に共感する”と書いたのですが、あれは、「たべちゃうぞー」の間違いでした。
↑問題?のシーン。12ページ上段。吸ってますよね?だもんでつい……。
猫に限らず、ペットあるあるだと思いますが、動物がかわいすぎてとってしまう人間の行動の多くは、動物の目にはホラーとして映っているであろうという、切なさ、滑稽さ。
物語は「犬派」の”J”(=伊藤潤二)が、奥様がご実家から猫を連れてくることを「認めん!」と心の中で叫びつつ、新築の家を猫仕様にしてゆくところから始まります。
話としては、猫二匹との生活を描いた、まさしく猫日記なのですが、なにせ伊藤潤二、猫がナメクジになったり、ツチノコになったり、「ワカル、ワカル」となりながらも、実際描くかー?!(や、それがお仕事ですから)
表情とかもめちゃめちゃ面白い!
とにかく面白い!
一家に一冊あってもイイと思う!
家族団らんに、伊藤潤二!(ココで切ってしまうとちょっと)
の猫日記よん&むー!
よんちゃんとむーちゃんご本猫たちのお写真もあります。かわユラス。
ご本人のあとがきも面白い。静かな語り口から(いや、聞こえないけど)オチへ持っていく流れ、文章でありながら、まざまざと風景が目に浮かぶ!すごい、伊藤潤二!
で、こんなに伊藤潤二推しな私ですが、実は『よん&むー』以外は表紙しかみたことがございません。(家にはたくさんあります)
だって、ホラーでしょう?コワいよ。←五十歳のオトナ
今思いましたが、リアルな絵柄にホラーを感じるのは、楳図かずお(敬称略)体験のせいか知らん……。
子供の頃通っていたピアノ教室に、週刊少女コミックが置いてあって、生徒は待っている間ソレをみてもよかったんですが、手に取ってみたらいきなり巻頭カラー『洗礼』、しかも脳移植直前のシーンで、めちゃめちゃコワかったことを覚えています。文字通りホラーの洗礼を受けた、と。
話を戻して。
マンガは『よん&むー』しかみていませんが、アニメ『コレクション』は少し拝見しました。コワイというか、不気味なんだけれども、なんだか笑える要素があって、ああ、よん&とむーの作者さんなんだなあと思いました。
なんだこの、アホみたいな感想文……。
おあとがよろしいようで。
お読みいただき、ありがとうございました!