【20220年6月8日公開2022年5月更新】
ナゼかキニなるものを放っておかない、猫目宝石@nazekiniです。
ここ1,2か月前からでしょうかね、ナゼか「エクソシスト」がキニなりまして。
「エクソシスト」とは有名なオカルト映画のことですが、最近ではなんとドラマにもなったという↓
ドラマの方はコワいので観ておりませんが。
そう、私はホラー、オカルト、スプラッターの類は苦手で、映画館はもとより、テレビ放送も進んで観たりはしないのです。
それがナゼ「エクソシスト」なのか、しかも今キニなるのはどうしてなのか?
併せて(ナニと?)検証してみたいと思います。
映画「エクソシスト」とは
「エクソシスト」とは、1973年にアメリカで公開されたオカルト・ホラー。
日本での公開は1974年だったんですね~もっと後かと思い込んでおりました。
と、いうのも同じころ「サスペリア」というホラー映画のCMが強烈なインパクトがありまして、勝手に「サスペリア」の後に公開されたものと思い込んでおりました。
「サスペリア」の公開は1977年。
映画「サスペリア」 DVDのパッケージにも書いてありますが、
「決してひとりでは見ないでください」
のコピーが恐怖をあおりましたね~CMそのものもコワかった!ああいうのを軽いトラウマ級っていうのではないかと(笑)
もとい、そんな経緯があって、コワい映画は観ないし、観たくもないという私なんですが、半世紀生きてきた中で、この「エクソシスト」と「オーメン2」だけは自らすすんで観た作品なんですね。
(と言ってもビデオw)
で、「エクソシスト」=EXORCISTとは悪魔祓いの祈祷師という意味で、タイトル通りざっくりいうと悪魔祓いのお話↓
超有名テーマ曲↓
今回、鑑賞後にWikipediaで知ったのですが、原作小説があって、原作者のウィリアム・ピーター・ブラッティが映画化しちゃった(しちゃった?)という経緯みたいですね。
少女の首が一回転したり、”蜘蛛歩き”と言って階段をブリッジで降りてきたりするシーンが有名なのでイロモノかと思いきや、1974年第46回アカデミー脚色賞と音響賞を受賞している正統派?作品なのです。
映画「エクソシスト」初見時の感想
まず、私が「エクソシスト」を初めて観たのは1987,8年ごろ。
そのころ、週に3日はレンタルビデオショップに通っておりまして、一晩に3本くらい映画を観るという生活を送っており、恐らくその中の一本に「エクソシスト」があったのではないかと。
コワいの苦手なのに本当に自分自身の手でわざわざ借りたんだろうか?と疑わしい記憶ではあるのですが、その時の感想は、
「綺麗」
でした。
悪魔祓いの神父さんに緑色のおゲロをお吐きになったり、唾を吐いたりと、どっちかというとキチャナイシーンが多いのに、ナゼか美しかったなあという印象強く。
あと、救いのないラストだったのを覚えていました。
「エクソシスト」ディレクターズカット版ネタバレ感想
さて、先日家族に「エクソシスト」が観たいんだけどと口にしたら
「あるよ」
画像引用元https://www.oricon.co.jp/news/2054509/photo/1/
てなことで無事?再鑑賞。
昔の印象通り綺麗でした、映像が。
冒頭、遺跡の発掘シーンがあるのですが、空の青と砂の色のコントラストがすごく綺麗。
「バグダッド・カフェ」の砂漠のシーンも感動した私なので、単に好みなのねという話かもw
きれいだなあ、うつくしいなあと思ってみていましたが、なかなか本筋に進まないというのが今回の印象。
ついに、1.5倍速で観てしまいました。
まともに観るのもちょっとコワかったしw
主人公母娘登場
→娘異変
→病院
→精神科医の神父
→悪魔祓いと話が進んでいき、
ラストになった時、
おや?
以前観た時には悪魔の勝利を思わせる絶望的なラストシーンだったと記憶していたのに、今回観たものは、神父さんと刑事さんが一件落着でほのぼの会話しているシーンで終わっていました。
何この違和感(笑)
検索してみたら、今回拝見したのは「エクソシスト」公開25周年を記念しての「ディレクターズカット版」で、公開当時とはエンディングが変更されたのだそう。
やはり、公開当時は私の記憶通り”悪魔の勝利を思わせる”エンディングでした、よかった記憶の捏造じゃなくて(笑)
しかし、その公開当時のエンディングの演出が、小説の結末とかけ離れていたらしく、
原作者さんのたっての希望もあったらしく、小説と同じエンディングつまり人間側の勝利を印象付けるエンディングに変更された━
というのが、このディレクターズカット版なのだそうです。
絶望的なラストよりは、一件落着の方が気分はいいというか、希望がありますが、一回全世界的に公開してしまっているエンディングを変更するとは、うーん、ずいぶん思い切ったものだと思いましたね。
実際、作品そのものに対する感想が大きく変わってしまいまして。
そりゃあ物語としては大団円の方がすっきり気持ちがいいもンですが、あのエンディングでは却って神父さんの無駄死に感半端ない。
最初の印象(感想)がよかったので同じであってほしかっただけかもしれませんが(笑)
「エクソシスト」悪魔祓いクライマックスシーン↓
Take Me! - The Exorcist (5/5) Movie CLIP (1973) HD
先にベッドに突っ伏している白髪の神父さんは、悪魔にヤラレタのではなく、元々心臓が弱ってて、それでなくなっちゃった設定ですが、この神父さん役の俳優さん、なんと当時40代。特殊メイクがすごすぎる。
とりつかれちゃった少女役だったリンダ・ブレアは当時13,4歳。
大きなカラーコンタクトレンズを入れたり、ワイヤーでつられたりと肉体的にもかなりハードだったと語っておられたとか。
そういった裏話を知ると、ますます「エクソシスト」がすごい作品だったんだなあと。
インターネットで検索できる現代ならではの感想ですが。
★今回のナゼキニポイント★
正確なセリフは覚えられませんでしたが”自分を無価値と思い込ませる”のは”悪魔”というようなセリフ。
このセリフを観た時に、ああ、それで「エクソシスト」がナゼかキニなっていたのだな、と思ったので、ナゼキニポイントとしました。(なんだそれ)
あと、砂漠と空の映像が好きなのね、と改めて自覚いたしましたとさ、おしまい。
※以上全て敬称略
最後までお読み戴き
ありがとうございます🍀
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