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私が好きな漫画作品『ミステリと言う勿れ』がついにドラマ化、第一回の放送を観ましたので、その感想と、原作との違いを書いてゆきます。
よろしくお願い致します。
画像引用元ミステリと言う勿れ - フジテレビ
『ミステリと言う勿れ』とは
『ミステリと言う勿れ』(ミステリというなかれ)とは、小学館が発行している漫画雑誌『月刊フラワーズ』に連載中の田村由美による漫画作品。
作者ご本人様である田村由美は、単行本第2巻の巻末に
(今まで田村由美作品を観たことがなかった読者も『ミステリと言う勿れ』を観ているということにびっくりした、とされ)
「ミステリとついてるからかな、でもすみません、ミステリじゃないです、むり そんな難しいもの 描けるもんか!(読むのは大好き)」
と書かれており、この作品のタイトルの由来?とされています。
でも、ミステリー好きな私からすると、ミステリ作品としても見応えのある、というか、ミステリと言わずして何という?という感じ(笑)
主人公久能整(くのう ととのう)のお喋りも我が意を得たりと楽しんでおりますが、謎解きも、全く自分の考えが及ばなかったりで、とても楽しんでいます。
単行本は2022年1月現在第10巻まで発行されています。
Wikipediaによると、読み切り作品としてスタートしたとのこと、当時掲載されたのは同じ小学館の”ベツコミ”こと『別冊少女コミック』だったそうです。
『別冊少女コミック』についてはこちらの記事に少し。
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『ミステリと言う勿れ』第1巻は、『月刊フラワーズ』のサイトに無料試し読みコーナーがあります。
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ドラマ「ミステリと言う勿れ」とは
ドラマ「ミステリと言う勿れ」は、フジテレビ系列月9枠で、2022年1月10日放送開始
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主人公久能整役に菅田将暉(すだ まさき)↓
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月刊フラワーズ2022年2月号ではご本人?と表紙を飾られておりました↓
キャストは他に、遠藤憲一(えんどう けんいち)、伊藤沙莉(いとう さいり)、尾上松也(おのえ まつや)、筒井道隆(つつい みちたか)などなどがご出演。
「ミステリと言う勿れ」番組公式Instagram↓
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「ミステリと言う勿れ」公式Twitter↓
ドラマ「ミステリと言う勿れ」原作との相違点
ドラマ「ミステリと言う勿れ」第1話を観まして、キニなった原作との相違点は、まず、冒頭の整のセリフ
「”秋は夕暮れ” まだ朝だけど
うん、カレー日和だ」
これは原作ではepisode2の冒頭部分の整の言葉。
原作のepisode1では
「”冬はつとめて”」
で始まっています。
あれ?と違和感を覚えましたが、ドラマ第1話が、原作のepisode2冒頭部分へと繋がるエンディングでしたので、冬で始まっている一か月後が秋なんて辻褄が合わないことから入れ替わったんだろうなと推測、てか、そこまでキニすることでもない。
むしろ凄いと思ったのは、冒頭のセリフのあと整の家のチャイムが鳴らされるまでの間のセリフが漫画と全く同じだった点。
ここのシーンはBGMのピアノソナタと妙にマッチして、原作の世界観が損なわれることなく、ドラマに入っていくことができました、ホッ(笑)
ちなみに音楽担当はKen Arai↓ピアノベースの曲が多い印象で、ピアノが好きな私は好いなと思いました♪
次に、違和感を覚えたのは、整が警察が訪ねてきたその玄関先で
「僕が犯人だと疑われているということですか」
と言った点。原作では整がこのセリフを言うのは、署に着いてからでした。
そして、この辺りから原作とは違う演出が続きます。
まず、原作で登場した乙部(おとべ)巡査は、風呂光聖子(ふろみつ せいこ)巡査を怒鳴る役がそうなのかな?とも思いましたが、どうやら存在丸々カット。
原作では、まずこの乙部巡査に整が興味深い話をしているので残念です。
次に、風呂光巡査は、ドラマでは退職願を書いていますが、原作ではそういったことはなく。また、指紋をとるシーンでかなりモタついていましたが、これも原作にはなく。
とまあ、細々とした違いはありましたが、大筋は原作通りで、特に強い違和感を覚えることなく。
強いて言えば、池本巡査が整にカレーそばを出したシーンで、
「僕は確かにカレーが好きですけど、カレーライスじゃないところにカレー味があるのは嫌なんです」
と整が言いますが、このセリフは原作では
「僕は確かにカレーが好きですが、カレーライスじゃないところに不意にカレー味があるのはイヤなんですよ」
というもので、episode2、原作本第2巻16ページに出てきます。
私はこの原作のセリフの”不意にカレー味があるのは”という表現が、いかにも整らしいような気がしてキニ入っているので、書いておきます(笑)
原作でのepisode1終了後、ドラマではその一か月後として原作のepisode2冒頭部分へと話が繋がっていきます。
原作でのepisode2は、やはり整がカレーを作っているところから始まります。
そこへ大隣(おおどなり)署の池本(いけもと)巡査が訪ねてきて、子育てに参加するのは父親の権利か義務かという話をするところまでは原作と同じようにドラマでも描かれています。
相違点は、そこに風呂光巡査が訪ねてくるところと、原作では池本巡査が自分の電話番号を書いたメモを整に渡すのみであるところを、ドラマでは整の電話番号も書いてもらい、それをさらに風呂光巡査に渡すという展開へ。
これによって、原作では整がバスに乗っている間は連絡のつかないはずの大隣署の面々とあっさり繋がるので、今後の展開がどうなるのかと言ったところ。
「ミステリと言う勿れ」8分でわかる第1話ダイジェスト動画↓2022年1月24日21時まで
https://fod.fujitv.co.jp/title/4x65/4x65840001
無料見逃し配信↓2022年1月17日21時まで
ドラマ「ミステリと言う勿れ」感想
まず、ドラマでは風呂光巡査の存在をより際立たせようとしている印象を受けました。
演者さんである伊藤沙莉が好きなので、彼女の出番が多いのは嬉しいですが、原作にはない部分が増えることによって、原作で描かれていることが端折られてしまうのは残念だな、という感想です。
また、最初にキャストを観た時、もしかして原作とは大幅に変えられてしまうのではないか、犯人すら違ってしまうのでは?と危惧(!)しましたが、episode1に関してはそんなことはなく安心?致しました(笑)
ただ、私自身が漫画から受けていた印象とは違って、ドラマはだいぶ説教臭いというか、説明たらしい感じ。
原作とドラマで、整の言っていることはほとんど同じなのですが、原作ではもっと整の独り言というか、単なるお喋り━その時感じたことを思ったまま口にしている感じが強く、そこがこの作品のスタイリッシュで面白いところと感じていた私。
原作では、皮肉っぽくありながらも笑いを誘われたシーンが多々あり、スッキリスマートに収まっていた物語が、ドラマでは必要以上に重々しく伝わってくるようで、episode1終了後にちょっとどんよりした気分になりました。
まとめると、ドラマは原作では得られたオシャレ感がない、というのが私の率直な感想、
ですが、
ドラマでは永山瑛太(ながやま えいた)がepisode2の重要人物としてご登場↓
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私、はじめ永山瑛太とはわからず、その「わからなかった」ということで、第2話が楽しみになりました♪
あと、「罪の声」にご出演されていた阿部亮平(あべ りょうへい)がバスジャック犯としてご登場されていたのにも「お♪」となりました。
「罪の声」についてはこちら↓
意外だったのは、筒井道隆が青砥(あおと)巡査部長の見た目にかなり寄せてきているというか、今で言うところの”原作再現率”が高いなと(笑)表情、特に眉間の皺とか。
さいごに、ドラマのクレジットロールが人名が縦書き、役名などが横書きのデザインで、オシャレと思ったことも付け加えておきます。
「ミステリと言う勿れ」第2話予告動画がご覧いただけます↓
1/17月曜 21 : 00〜
— 【公式】ミステリと言う勿れ 月9 (@not_mystery_) 2022年1月10日
第2話 予告 pic.twitter.com/SFXHzAdlic
原作好きゆえに、思い入れが強く、重箱の隅をつつくような感想になりました(笑)
※以上全て敬称略
最後までお読み戴き、
ありがとうございました🍀
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