【2020年6月9日公開2024年5月更新】
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どんでん返しもの好き、筆者の小幡リアン@nazekiniと申します。
先日「シックスセンス」を観たら「エンゼルハート」を思い出し、録画したものがあったので、再びどんでん返されるか観てみましたので、結果を発表いたします。
「エンゼル・ハート」とは
「エンゼル・ハート」とは、1987年にアメリカで制作公開されたミステリー映画で原題は「Angel Heart」
日本での公開は同じ1987年。
ウィリアム・ヒョ―ツバーグ『堕ちる天使』を原作としているそうです↓
日本での公開当時のキャッチコピーは
「人間には、知ってはならないことがある。」
Wikipediaによると、天井から血が降ってくるシーンでは2トンもの牛の血を使ったとあり、また原作が凄惨なのでアメリカで廃刊運動がおこったともあります。
「エンゼル・ハート」あらすじとキャスト
「エンゼル・ハート」の物語は1955年のブルックリンから始まります。
主人公は私立探偵ハリー・エンジェル(ミッキー・ローク)
探偵と言っても、難事件解決の敏腕探偵というのではなく、浮気調査とかがメインのいわゆるケチな探偵。
そんなハリーのもとに、弁護士ワインサップ(ダン・フロレク)を通じて謎の紳士ルイス・サイファー氏(ロバート・デ・ニーロ)から人探しの依頼が持ち込まれます。
依頼内容は、かつての人気歌手「ジョニー・フェイバリット」を探し、生死を確認すること。
第二次世界大戦後に戦争神経症を患い精神病院に入院していたことはわかっているが、ワインサップ弁護士とサイファー氏が病院を訪ねるとジョニーはいなかったという。
ハリーがジョニーを探し始めると殺人事件が発生、ハリーは容疑者になってしまい、割に合わないと依頼を断りますが、サイファー氏に多額の報酬を示され調査を続行することにします。
ところが、ハリーがジョニーをたどって話をきいた人物が次々と消されてゆき━
ANGEL HEART - Official Trailer - 4K Restoration starring Mickey Rourke and Robert De Niro
ミステリーですがオカルトの要素を含んだホラー映画に近い作品です。
また結構残酷なシーンが全編に散りばめられておりますので、ご注意ください。
「エンゼル・ハート」ネタバレ感想
まず「エンゼル・ハート」に原作があったことを、今回ブログを書くにあたって初めて知りました。
だいたい原作があると知ると読みたくなる私ですが、「エンゼル・ハート」に関しては、映画でこんなにコワいんだから、本ならもっとコワいのではないかと思うと読む気になれません。
そもそも、コワいのが苦手な私が「エンゼル・ハート」を観るに至った経緯というのが、ミッキー・ロークファンだった元同級生からおススメしていただいたから、というおぼろげな記憶。
ナゼおぼろげかというと、だいぶ昔の話というのもありますが、当時の私はミッキー・ロークの魅力がとんとわからなかったので、自らすすんで観るはずもなく。
主演のミッキー・ロークは、80年代、特に女性に大人気を誇った俳優さん↓
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「エンゼル・ハート」を再び観て驚いたのは、ロバート・デ・ニーロがご出演されていたことをすっかり忘れていたこと。
今では役の名前からも容易く推測できてしまいますが、デ・ニーロほどの大物俳優さんがタダの紳士なワケがなく、悪魔の役。
こんな最重要事項をすっかり忘れる私の記憶力。
デ・ニーロ演じるサイファー氏の長く伸ばした、しかしながらよく手入れされた爪が悪魔感出してました。
また、タイトルにも書きましたが、恐らく私が初めて観た「どんでん返しもの」で、当時は本当に、心底、ビックリ仰天いたしました。
それで、「シックスセンス」を観た時に、どんでん返しで一番驚いたのは「エンゼル・ハート」だったと話していて、再びビックリするか確かめたくなったのです。
結果から言うと、どんでん返されませんでした。
オチを知ってしまっていると、結構伏線が張り巡らされていることに気づいてしまったという今回の鑑賞結果。
「どんでん返しなんて、そんなもんじゃないの?」
と家族に言われましたが、オチを知っていてもどんでん返しを楽しめたのが「サーチ」↓ 3回は観ました。
今回私が観た「エンゼル・ハート」は、テレビ放送されたものを録画したものだったのですが、えらく画面に「雨が降って」いました。
お若い方には耳慣れないかもしれませんが、古い映画のフィルムに傷がついて、画面に白い縦線が現れることを「雨が降る」と言います。
古いとは言っても80年代後半の作品なので、演出なのかと思ったら(映画の舞台が1955年なので)違ったみたいですね。4K版の美しいこと。
英語版ですが4Kリマスターの予告編↓
ANGEL HEART - Official Trailer - 4K Restoration starring Mickey Rourke and Robert De Niro
こちらが私が観たものに近いです↓
Angel Heart (1987) - Trailer [edited]
今でこそ、多くのサスペンスやミステリーで換気扇の影が不気味さを出す演出に使われていますが、その手法は「エンゼル・ハート」が元祖と言われているとかいないとか。
ネタバレしますが、探偵ハリーが探していたジョニーという人物は自分自身でした。ジョニーは悪魔との契約で歌手としての成功を手に入れますが、代償である魂を悪魔に渡すのが惜しくなったため、別人になりすましたまではよかったものの、その後徴兵され戦地で記憶を失ったため、成り済ました人物ハリーとして生きていくしかなかった、というもの。
ジョニー探しの最中に次々と人が消されていったのは、ジョニーであるハリー自身の仕業。
まさか探している人物が自分自身だったとは、と、今でこそ”この手の”どんでん返しものは珍しくなくなりましたが、1980年代当時は衝撃でした。
その上、ジョニーという人物が悪魔以上に悪魔的というか、けだものみたいなキャラクターで、あまりにもショッキング。原作本が廃刊を要求されてしまうのもわかる気がします。
『エンジェル・ハート』といえば北条司のこちらも有名↓
余談ついでにデ・ニーロといえば「ゴッド・ファーザーⅡ」
「ゴッド・ファーザー」「ゴッド・ファーザーⅡ」はAmazonプライムビデオで配信中↓プライム特典(Amazonプライム会員は追加料金不要)です。
※以上全て敬称略
最後までお読みいただき、
ありがとうございました🍀
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