当ブログをご覧戴き有難うございます。
小学生時代には図書委員長だったこともある(だからなに?)、「ナゼキニ」ブログ筆者の猫目宝石@nazekiniと申します。
私が小学校2、3年生頃に読んだ『小さい魔女』。
ある日訪れたレンタルビデオ店でDVDになっているのを見つけてしまったから、さあ大変!
今回は『小さい魔女』のお話です。
よろしくお願い致します。
『小さい魔女』とは
『小さい魔女』とは、ドイツの児童文学作家オトフリート=プロイスラ―が1953年に発表した作品↓
この『小さい魔女』が、2018年、スイスとドイツの共同制作により映画化。
日本での公開は2019年、タイトルは「小さい魔女とワルプルギスの夜」↓
映画「小さい魔女とワルプルギスの夜」あらすじ
森の奥でカラスと暮らす“小さい魔女”の夢は、魔女のお祭り“ワルプルギスの夜”に招待されること。しかし、参加できるのは大きい魔女だけ。127歳の“小さい魔女”はまだまだ半人前で、今年も招待状は届かない。 あきらめられない“小さい魔女”は、こっそりと祭りに忍び込む。だが、喜んだのも束の間、ルンプンペルおばさんに見つかってしまった。大目玉を食らいながらも、何とか一番えらい“大きい魔女”から、来年の<ワルプルギスの夜>で<良い魔女>のテストに合格したら、踊ってもいいと約束してもらう。ただし、もし出来なければ、恐ろしい罰が待っている。 帰宅した“小さい魔女”は、さっそく“大きい魔女”から渡された<魔法辞典>を開き、1年で7,892個の呪文をすべて覚えるという宿題に取りかかる。果たして、小さい魔女は無事に<良い魔女>になれるのか・・・・・・。
映画「小さい魔女」公式ページhttps://cinerack.jp/chiisaimajyo/より引用
日本語吹替版ではカラスの”アブラクサス”の声を山寺宏一が、小さい魔女の声を坂本真綾が担当されています↓
映画「小さい魔女とワルプルギスの夜」ネタバレ感想
冒頭に書きましたように、私は子供の頃に原作を読んでおりまして。
レンタルビデオ店で「小さい魔女とワルプルギスの夜」のDVDを見かけた時には心底驚きました。
と、いうのも、私は原作本が大好きで、今でも手元に置いてあるのデス(笑)
証拠写真↓
表紙ボロボロ加減が古さを物語っております。
正確なところは、もうすでに記憶にございませんが、小学校2年生か3年生の頃に読みました。
確か『小さなスプーンおばさん』を図書館で借りて読み、『スプーンおばさんのぼうけん』を購入。
このスプーンおばさんの本も最近まで持っていたのですが、収納場所に収まらず、手放してしまいました😢
『小さい魔女』は、そのスプーンおばさんと同じ、「学研版*新しい世界の童話シリーズ」の中の一冊でした。
この、「学研版*新しい世界の童話シリーズ」もシリーズコンプリート熱をかきたてられたんですよね~(笑)
シリーズコンプリート熱については以下の記事にも少し↓
『小さい魔女』はひっかき絵の表紙がおしゃれだなあと当時も思いましたが、今でもシャレオツだと思います(大人の言葉遣いではないですね)
訳と、巻末に載っている解説を大塚勇三が書かれています。
挿絵もステキなんですよ↓これ以上本が傷むのがコワいので、目次のみの画像ですが💦
この手持ちの本の巻末には”1965”と印刷されているので、初版本のようです↓
ちなみに、購入したのは1977、8年だと思います。
43,4年大事に持っている本。
そんな経緯もあり、レンタルビデオ店で「小さい魔女とワルプルギスの夜」のDVDを見つけた時には、
「ホントにあの『小さい魔女』なのかしら?まさかこれが映像で観ることが出来るなんて!」
と夢のような気持ちで鑑賞、まちがいなく(?)私の読んだ『小さい魔女』の物語でした。
とはいえ。
私が覚えていたのは物語の大筋、小さい魔女が「良い魔女」になるために行ったことの内容まではさすがに記憶になく、意外にシビアというか、現実的な話が出てきたことに軽く驚きました。
ここからネタバレ
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さて、『小さい魔女』そして、「小さい魔女とワルプルギスの夜」、ある意味どんでん返しもの。
ワルプルギスの夜に参加を認めてもらうため、「良い魔女」になる努力を懸命に続けた小さい魔女でしたが、大きい魔女たちの言うところの「良い魔女」とは、
「いつでもどこでも、魔法でわるいことをする魔女だけが、いい魔女なんじゃ!」
(本文175ページより)
小さい魔女は、人間を助けるために魔法を使って「いいこと」をし続けてきました。
そ、れ、が!
まさかの「悪い魔女」認定となるなんて😱
小さい魔女は、ワルプルギスの夜に踊れないどころか、魔女のたき火を燃やすためのたくさんの薪を一人で集めなければならなくなりました。
さらに映画では、小さい魔女が助けた人間の子供二人に魔法をかけて石にするように大きい魔女たちに言われます。
「できなければ魔法を使えなくする」
と━
そのことが原因で、相棒であるカラスの”アブラクサス”と喧嘩別れする羽目に。
ところで私、この辺りのお話の展開に違和感を覚えまして、最後の部分だけ本を読みなおしたのですが、やはり、クライマックス部分は原作とは少し違っていました。
先に映画のあらすじと感想から。
さて、悩みながら子供たちの元に現れた小さい魔女は、子供たちを目にして、”悪いことをやりたくない自分”に気づきます。
小さい魔女は、魔女のたき火の薪用に大きい魔女たちの箒と魔法辞典を集めて燃やすことを思いつきます。そして、出て行って姿を見せないアブラクサスに謝り、ブロッケン山に向かいます。
ところが、大きい魔女たちの箒を燃やすためのマッチを忘れてしまい、100年も飛んでいなかったアブラクサスがマッチを届けに小さい魔女の元へ飛んでいくのです。
一方、大きい魔女たちの箒と魔法辞典を集めたまではよかったが、やはり火をつける魔法がうまくいかず、ピンチに陥る小さい魔女。とっさに大きい魔女たちをカエルにかえる(ダジャレじゃないのよ)魔法をかけて難を逃れます。
そこにマッチをくわえたアブラクサスが現れて、二人は仲直り。
無事に?箒の山に火をつけて、二人だけのワルプルギスの夜を踊ります。
こうして悪い魔女を一掃、その後も二人で楽しくくらしましたとさ、
という感じ。
映画版でまず書いておきたいのは、アブラクサス以外の動物がCGなしの全て本物だったということ。
たしかに、沢山動物が出てきましたが、あれが全て本物だったとは!
以下のリンク先に詳細が載っています↓

それで、なるほどカラスのアブラクサスをロボットで表現できるようになったから映画化されたのか、と思いまして。
違うかもしれませんが(笑)
映画感想、もう一点。
原作本を読んだ時、私は小さい魔女の見た目のことを、いくら小さい(若い)とはいえ127歳、おばさんなんだろうなと思っておりました。
映画版で小さい魔女を演じられたのはKaroline Herfurth(カロリーネ・ヘルフルト)↓
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最後までお読みいただき、
ありがとうございます♪
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